磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

週刊新潮 2011年5月26日号

2011年08月29日 | 読書日記など
『週刊新潮 2011年5月26日号』
   酒井逸史・編/新潮社2011年



【モノクロ口絵】「防護服の道化もいる極限の地「福島原発」」 下「」引用。

「見えない放射能への恐怖が渦巻く福島第一原発の最前線。誰かが抱いた不安は、たちまち周囲に伝播する。目の前にいる仲間を鼓舞するため、そして、自分自身の気を紛らわせるため。道化となって笑いを誘う、現場作業員たちの姿があった。」

安全管理を考えると、マイナスでしかないように思えるのですが……。納得できずに働いている部分もまたマイナスに働くことでしょう。彼らが原因ではなく、作業現場について理解していない政府や東電、学者などの原子力村が問題でしょうね。

落書き……。下「」引用。

「「日本政府文句があるなら現場で言え」(扉頁)、「事件は現場で起きているんだ」(右上)。防護服に書かれた「落書き」には、現場の視察もまともにせず、作業を押しつける政府への不信感がうかがえる。」

これで大惨事ではない週刊新潮さん?

「福島原発「メルトダウン」の後始末」 下「」引用。

「1号機の炉心は大半が溶融していた--と、事故発生直後に聞いたなら、わが国民はパニックを起こしたに違いない。結果的に、大惨事に至らずに済んでいるものの、事故収束への道のりは長く険しそうだ。」

「[特集]「巨額賠償」なのに国民負担「極小」という内閣の偽情報 東電管内「電気代」は38%上昇する!」 下「」引用。

「これを料金に換算すると、月の電気代が1万円ならば、一挙に4000円近く上がってしまうことになる。」

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だれが原因を作ったかは考えないのでしょうね……。やれやれ……。

「正体見たり! 時の人 広瀬隆が宣伝した娘の自然食品」 下「」引用。

「広瀬氏にも確認すると、
「講演の味噌の話は、娘から聞いたことを紹介しただけ。だから、確証はないですよ。緊急の時は、いろんな話に耳を傾けるのは当たり前でしょ。サプリなんか、いい加減なものまで売れているんだから」
 と、逆ギレされてしまった。こうなると、今回広瀬氏が声高に叫ぶ放射能危機にどれだけ科学的根拠があるのか不安になってくる。さらに、娘の店のPRを質す本誌に、氏は、
「そうやって批判するつもりだな。訴えてやる!」
“反原発の旗手”の、正体見たり!」

講演会も【YouTube】なども、公共の電波や雑誌ではないのに……。どちらの正体を見えたんでしようね?
科学と味噌を同じにするなんて、それこそ、味噌もクソもない話ですね……。←(冗談です)








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原発と震災-この国に建てる場所はあるのか-

2011年08月29日 | 読書日記など
『原発と震災-この国に建てる場所はあるのか-』
   「科学」編集部・編/石橋克彦、他・著/岩波書店

帯に書かれてあります。下「」引用。

「揺れる大地、甘い耐震性審査。
警鐘は鳴らされてきた」

しかし、世界のどこにも建てる場所はない。原子力を理解したら……。それは科学であって、イデオロギーではない。地震だけが引金ではない……。



表紙の裏について。下「」引用。

「原発の耐震性は、何が想定され、どのように審査されてきたのか。その立地は科学的見地からどのように評価されるのか。過去のトラブルと被災の上に、ついに過酷事故にの直面する今こそ、これまでの議論を精査し、原発につきまとうリスクを直視すべき時である。近年の雑誌『科学』から論文を精選し、判断のためのたしかな視座を提供する。」

「はじめに」 下「」引用。

「-略-雑誌『科学』ではこれまで、原子力や地震に関する論文を継続的に掲載してまいりました。石橋克彦氏の「原発震災」(1977年)をはじめとするそれらの論文は、昨今の原発関連報道の中でたしかな存在感を示しています。「想定外」という言葉をよく耳にしますが、原発の耐震性については議論がなかったのではなく、政府の議論の中で真剣に取り扱われてこなかっただけなのだということを、これらの論文は如実に示しています。
 そこで『科学』編集部では、原発の耐震性および立地を考える論文を中心に、近年の原子力関連の論文から精選し、1冊にまとめることにいたしました。」

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「原発耐震安全審査における活断層評価の根本的問題--活断層を見逃さないために何が必要か?」下「」引用。

「世界最大を誇る柏崎刈羽原子力発電所が、M6.8に過ぎない中越沖地震によって「想定を遥かに超える地震動に見舞われた」という事実は深刻である。中越沖地震の震源域となった原発沖合の海域は、電力会社は顕著な活断層はないと判断し、それを逃していたことが、想定地震動を過小評価する原因となった可能性がある。」

反省なしの政府と審査会を批判する記事がいくつもありました。

IAEAの調査「崩れた原発の耐震安全性」柏崎刈羽原発。下「」引用。

「全7機が設計用限界地震動の応答加速度値を超えたことは、重要機器に塑性変形が生じている可能性があるということをいみする。きずもの原発になったとみなすべきである。そして、原子炉内部の重要機器についてはいまだ調べるこができず、まったくわかていない。
 にもかかわらず、1~2年後の再開が語られている。8月7,8日の実質2日間、IAEAの6人の専門家からなる調査団が駆け足で調査をした。もちろん、原子炉の圧力容器、炉心構造物、燃料棒、配管類などを見ることはできなかった。「想像していたよりずっと良好だった」と報告された(8月17日)が、なにを想像していたかによるわけで、あまり意味はない。」

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柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える科学者・技術者の会

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「遠のく高速増殖炉と無意味なプルサーマル」 下「」引用。

「高速増殖炉には、軽水炉にない多くの危険があり、主要国は開発から手を引いた。過重な安全装置に頼る日本の開発方針は、潜在的危険性を覆い隠すだけで、事故防止に役立つか疑問である。プルサーマルは現行軽水炉に新たな危険を加え、安全余裕を低下させる。さらに、プルサーマル利用として、プルサーマルには意味がない。」

「日本の再処理につきまとう亡霊 --六ケ所方式の「核拡散抵抗性」という認識の怪」

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