磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

もっと知りたい「慰安婦」問題-性と民族の視点から-

2010年06月02日 | 読書日記など
『もっと知りたい「慰安婦」問題-性と民族の視点から-』
   金富子、他・著/明石書店1995年

在日朝鮮人女性の眼で見た「慰安婦」問題。



「おら朝鮮人はきらいだ」 下「」引用。

「「おら、朝鮮人はきらいだ」
 朝鮮人である神道さんが、朝鮮人である私に掃いたことば。そのことばのゆえんを解きたいという思いが、初対面のあの日から今日まで、私をこの人のもとへと向かわせたにちがいない。−略−」

同邦人といっても、差別をうけたら、「きらい」になって当然でしょうね……。

「無差別強姦から組織的強姦へ」 下「」引用。

「スンドゥが連れて行かれた上海は、くしも日本軍慰安所発祥の地とされる。スンドゥの上海到着から五年さかのぼる一九三二年、上海事変時に日本軍人による強姦事件が多発したためその防止策として設置されたもの、という。公文書にあらわれる上海の慰安所数は、一九三七年までわずかな増減を示しつつ、決して絶えることはない。」

慰安所がつくられた理由の4番目。下「」引用。

「さらに、とりわけ朝鮮人女性たちを大量に連行し「慰安婦」にしたのは「防諜(ぼうちょう)」つまり、スパイ対策ということも考えられます。女性たちを通じて軍の機密がもれることを恐れた日本軍は、現地の住民とことばの通じない朝鮮人女性を「慰安婦」にして、管理することで軍の機密がもれないようにしました。」

上海の慰安所。下「」引用。

「スンドゥが行った上海の慰安所も、軍専用慰安所だった。直接管理していたのは朝鮮人の業者だったが、軍がたびたび慰安所の食物、衛生などを検査し、スンドゥらは定期的に軍医の性病検査を受けた。また、上海に連行される前に立ち寄った長崎では、「命令が降りればどこへ行くかわかる」と、軍人がスンドゥに告げている。」

「武昌の慰安所『世界館』」 下「」引用。

「途中、天津(ティンチン)で慰安所を見せられ、着飾った女たちが軍人の手を引いて建物のなかに入って行く姿を見たときにも、それが意味するものが何なのか、その先に何が起きるのか、見当もつけられないほど「うぶ」だった少女は、武昌(ウーチャン)の慰安所『世界館』で、泣いても、泣いても埋めることのできない、後悔の深い底穴に落ちこみ、来る日も、来る日も、無駄な抵抗を繰り返すことになる。−略−」

軍からの許可……。下「」引用。
「戦闘の痕跡を残す武昌の町で、シンドは驚いてばかりはいられなかった。慰安所開設の準備は、シンドらの労力も動員して着々と進められたのだ。そしてほどなく軍から許可がおり、慰安所『世界館』が開設された。シンドはここで、女たちを扱うことに長(た)けた業者のもと、「逃げられない境遇」であることを徹底的に叩きこまれる。−略−」

大勢の慰安婦が死亡した。下「」引用。

「被害者や元兵士の証言からも明らかになっていることですが、戦争中おおぜいの「慰安婦」が死亡しました。失意のあまり精神に異常をきたして自殺した人、体を酷使されたうえ性病やマラリアなどの病気にかかって生命を落とした人、慰安所で、あるいは移動の際に爆撃を受けたり、戦闘にまきこまれて死んだ人、逃亡をはかったり、兵士に反抗したために他の「慰安婦」たちへの「見せしめ」だといって殺された例もありました。そうしてあげくのはてには、戦争が終わったとたん「じゃまになった」として殺されたり、現地に置き去りにされたりしました。」







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環東京湾構想-新たな成長と人間本来の生き方のために-

2010年06月02日 | 読書日記など
『環東京湾構想-新たな成長と人間本来の生き方のために-』
   山崎養世、竹村真一・著/朝日新聞出版2009年

環境問題も少しは考えておられるようです。
でも、視野が狭いとボクには思えてなりません……。
また、同じことでも、条件式で大きくかわるとも思います。
−−アメリカ型の社会か、なしかのように考察もされているような感じがします。
カナダ型の社会を求める人たちのほうが、ボクにはまだ民主的に思えますが……。



老人ホーム・補助廃止(東京都)。下「」引用。

「東京都はこれまでの社会福祉法人が特別養護老人ホーム(特養)を建設する際の用地取得費の四分の三を補助していましたが、この制度は財政難から二○○八年度で廃止されています。」

ワースト1位。下「」引用。

「二○○六年度の東京都の歳出のうち、老人福祉費は三・一四%にすぎず、この割合は都道府県別で見たときワースト一位です」

産業構造の変化によって格差社会が生れたという著者。それ以前にもあったんですけどね……。

アジアのハブに「羽田空港」をする……。地政学的にどうなのかな? この極東の日本に? 省エネなども考えて国際的につくったらいいのに……。意味のない土建工事がまたされることでしょうね……。

無料化されれば……。下「」引用。

「高速道路が無料化されれば、現在計画されている一般道路の建設のうち、四分の一ほどは不要になります。その額は年間五○○○億円に上ります。一般道で渋滞を引き起こしている車の一部が無料の構想道路を使うようになることで、渋滞が緩和されるからです。
 無駄な道路予算を減らす近道は実は、高速道路を無料化することなのです。」

これもケースバイケースでしょうね……。

「高齢化に適応した街づくり」 下「」引用。

「首都圏のデザインを根本から変えるための基本は、「歩いて暮らせる街」「年をとっても安心に暮らせる街」です。」

いうのは簡単ですね、ボクの近所でも個人商店がつぶれていってますよ……。
大型店舗の規制をはずした影響もあるでしようね……。

竹村真一の「触れる地球
それは、「宇宙船地球号」の概念をつくったバックミンスター・フラーに影響を受けたという。

銀座ミツバチプロジェクト」のことが書かれてありました。

「地産地消で農業は活性化する」








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【絵本】おしゃぶりだいすきニーナちゃん

2010年06月02日 | 読書日記など
『おしゃぶりだいすきニーナちゃん』
   クリスチーヌ・ノーマン・ビールマン(作)/
     マリアンヌ・バルシロン(絵)/
       やましたはるお(訳)/佼成出版社2003年

ひょうしにニーナ。
おもしろくて、つよい女の子……。



おとなでも、たばこやパイプをくわえている人がいますね。

おしゃぶりといっしょだという人もいるんですよ。

−−ニーナの表情がいいですね。

おしゃぶりを、いちばんにあう人にあげます……。







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【絵本】もしもぼくがおとなだったら…

2010年06月02日 | 読書日記など
『もしもぼくがおとなだったら…』
   ヤニコヴスキー・エーヴァ(文)/
     レーベル・ラースロー(絵)/
       マンディ・ハシモト・レナ(訳)/文渓堂2005年

わるい子でいることは、よい子でいるより、たのしいって……。
本当かな? 実行できない子どもが勝手にそう空想しているだけなんでは?



大人は好きな服がきれるんだって……。

−−でも、ボクはお金でないので、そんなことはないね。

だけど、服より大切なことはいっぱいある……。

持っている服なら、好きなのは着れたね。今も子どものころも……。

−−もちろん、中学校からは制服……。

職場も制服、好きな服なんてきれないよ。

そういう大人もいっぱいいますよ。

−−大人でも二種類の大人がいるよね。

命令する大人と、命令される大人が……。

ボクは後者……。

−−この絵本に出てくるのは、命令ばっかりしている大人たち……。






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もくじ 大きくなったら(絵本)

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ねずみくんおおきくなったらなにになる?

もしもぼくがおとなだったら…

エレーナのセレナーデ

ぼくだってできるさ!

ポピーとマックスおおきくなったらなんになる?

ロッテおひめさまになりたい



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