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グインサーガ119『ランドッグの刻印』。

2008年02月10日 02時49分52秒 | 小説・漫画

グインサーガの新刊を読みました。
目出度くグインの○○が復活。25巻ぶりであります。
しかし、「こりゃあまりにもひでえ」という感想を持ちました(^o^)
これは、ファンの中で暴れる人が全国で相次ぐんじゃないでしょうか。
私は面白いからいいけど。

 

 

 

ひどいと思った理由は2つ。
「まーーた古代機械かぁ」ということと「昔の記憶は取り戻した代わりに最近の記憶はまた全て失われた」ということですね。古代機械についてはこの作品随一の特徴ですから微笑ましくはありますが、「女王リンダに会えば記憶が取り戻せそうだからパロへ行く」と主人公が決意したここ十数巻の展開が、実際にリンダに会ってもなんともならず、でも古代機械で一発で解決、という展開には首をかしげざるをえません。何のために群像劇にしてるんだか。グインも機械人形っぽくなっちゃったし、なんとなく人間不在で置き去りにされたような寂しさも。何より30巻前に古代機械には止めをさされたはずだったのに。アルド・ナリスが死に、古代機械が停止した場面で「おお、物語が新たな展開に入っていく…」と感じた私のワクワク感を返せっ。…しかし、作者はまだ古代機械で何かやらかす気なのが分かったので、楽しくもあります。こりゃ、魔太子アモンの帰還も近いぞ~~
作者の「記憶」の取り扱いは、これはとんでもなくひどいものです。また数巻でどんでんがえしでその記憶も復活する可能性もありますが(←古代機械様のおぼしめしだからそれは無いか)、「また失わせるつもりなら、そんな余分な話を30巻も続けるなよな」と文句を言いたい気持でいっぱいです。…が、「予想外の寄り道」はこれまたこの作者の最大の特徴でもあるので、おもしろおかしくもあります。
記憶を失ったグインは、30巻のあいだ、記憶が無いままに縦横無尽に暴れまわって、また新たな世界情勢を作り出したのに、それがまた一瞬で無になってしまったという。イシュトヴァーンの落とし子のこともゴーラ帝国に新たに仕掛けようとした策謀のこともクム大公国の中に作った強固な知己もすべて忘れてしまったという。風の騎士とかモンゴールの反帝国運動のこととかスカールの行方とか、私もすでに忘れ去ってますけどね。また次巻以降これまで以上の大きな混乱が起こることは必至ですが、これは「そろそろ作者がさまざまな問題を一挙に収束させて解決させるつもりになったのかな」とも考えさせてくれます。これは4月の次巻が待ち遠しいぞ。

とりあえず、グインの病状を正確に言うと、「第94巻で全ての記憶を失い、今巻(119巻)でそれを取り戻したが、戻った記憶は70巻までのもので、それ以降の記憶はほとんど忘れた」というものです。つまり、失われた記憶と戻った記憶にはズレがあるということで、アルド・ナリスの叛乱事件と魔太子アモン事件のことも覚えてないんですって。作者がどういうつもりでそういうことにしたのか、非常に今後の展開にそそられます。ま、古代機械様がそうしようと言ったんでしょうけれども。一方で、次巻でケイロニア王グインは王国へ帰還するのですが、王妃シルヴィアのことは間一髪ですべて思い出せたので、作者が「グインとシルヴィアの対決を真面目に書くことを決めた」ということが分かってとても嬉しいのです。妻のことをすべて忘れているグインが、破廉恥でふしだらなシルウィア姫を見て何を考えて何を言うのか、すべてこっちで勝手に妄想してしまってあったので、すごくハラハラしてましたのよ。次巻からは「シルウィア篇」だ~~

私もずっと体調が悪くて死にそうだったのですが、栗本氏の症状に比べればおたまじゃくしと抹香鯨のようなものでした。また2月8日付けで経過報告を出されておられますが、今巻のあとがきでは、「5年生存率は40%」などと恐ろしいことを言っておられる。死んじゃうよ、死んじゃうよ、ほんとに死んじゃうよ!!
「グイン後伝は無理っぽい」みたいなことを言ってるし、これはゴーラとの決戦を早めるつもりで今回の再々記憶喪失も決めたのかもしれない。とはいえこのあとがきは12月8日付けなのですが。

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読書感想 グイン・サーガ 119 (少年、グリグリメガネを拾う)
グイン・サーガ119巻 『ランドックの刻印』 の感想です。 前回長い長い旅を終え、ついにパロに到着したグイン一行。 今回はパロでどんな事件が待っているのでしょうか。 ネタバレ注意!