新井塗装店。文京区小石川2-18。1988(昭和63)年3月13日
えんま商店街(千川通り)の西の裏通りである。小石川台地の東端の麓に沿った道で、その地形の影響で微妙にくねっている。どうやら江戸時代からある道らしい。
写真の建物は左から、新井塗装店・新井理容、民家(4世帯が入っている)、遠藤医院、長崎だんご・ニューシャテル、廣田鉄工所、文京区役礫川出張所(現・礫川地域活動センター)。
この裏通り沿いには他にも古い建物があったような感じだが、ぼくの撮った写真はこの1枚しか見つからない。白い下見板の遠藤医院などは近寄って写しておくべき建物だった。『 廃景録> 消えた近代建築>遠藤医院』によれば、1911(明治44)年に建てられて1994(平成4)まで開業していたという。また『 東京‐昭和の記憶> 小石川柳町~初音町』にはこの裏通りを記録した7枚の写真を掲載している。1991年に撮られていて遠藤医院の向かいの初音湯がちょっと写っている。このときにはすでに新井塗装店の建物はなくなっている。
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