ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 



黒田陶苑。神奈川県鎌倉市長谷2-17。1992(平成4)年5月3日

長谷寺駅から県道を海岸のほうへ行って長谷駅前通り星の井通りに出る数軒手前にあった看板建築の商店。2階の前面をベランダにして2階の壁面は一段後退している。建物右の店は閉まっているようだが床屋だったような造りだ。
現在は2軒の家に建て替わって、そのうちの1軒は「ダリ」というプデックになっている。



左上:1992(平成4)年5月3日。左下:2000(平成12)年10月7日。右:遠藤薬局。1992(平成4)年5月3日

2000年に撮った写真では遠藤薬局がなくなっている。また写真左に「ファミリー・サロン オシャレ」という店が写っている。この店は現在もあって、思ったとおり理美容室なのだが、現在の建物もやはり平屋だし2箇所あるドアも写真と同じだ。前面を改装して建物自体はまだ使っているのである。
遠藤薬局はタバコも売っている。昭和の時代は薬局がタバコ店も兼ねるのは多かったような気がする。そんな薬局の典型的な店先ではないかと思う。現在は「以ず美」という寿司屋になっている。

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コメント
 
 
 
長谷駅の海側 (小ノ電)
2010-02-22 00:22:01
長谷駅の海側も記録されていたのですね。素晴らしい!
「ファミリー・サロン オシャレ」はもともとは斉藤理髪店でした。黒田陶苑の隣は、昭和30年代でも個人宅。ただ店構えからすると、仰るとおり、なにか商いをしていた可能性は高そうですね。
 
 
 
>小ノ電様 (流一)
2010-02-22 21:35:05
長谷駅から海岸まではすぐなのでついでに海を見てこよう、ということで見つけた建物だったと思います。
長谷駅から大仏の通り沿いの洋風の建物はこれで全部出てしまいました。昭和のうちならまだまだ収穫があったような感じの街並みですね。
 
 
 
流一さま (小ノ電)
2010-02-23 23:04:19
鎌倉、長谷の特集、ありがとうございました。
模型化できましたら、ご報告にあがりたいと思っております。
 
 
 
長谷・新宿 (ヤマザクラ)
2010-10-05 05:07:16
30年ぐらい昔このあたりに住んでいましたので大変懐かしく拝見いたしました。
ありがとうございました。
このあたりは関東大震災で最も被害を受け、その後造られた建物です。いまになって、アールデコの匂いがする建築だったと思いますがすべて無くなってしまいましたね。
黒田陶苑の隣は大久保という鍼灸医院でした。
藤本小児科病院の向かいは、三力とういう布団屋さんでした。ここは、数年前まで商売をしておりました。
 
 
 
>ヤマザクラ様 (流一)
2010-10-06 19:22:28
当ブログへの訪問とコメントをありがとうございます。
当ブログは写真を中心にしていますが、写真そのものでは他のサイトとは勝負できないので、「記録」を売りにしています。従って、写真の場所、撮影日、建物の名称を出すことに留意しています。
黒田陶苑の隣が「大久保という鍼灸医院」と分かって、記録性もあがりました。ご教示、ありがとうございます。
 
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