ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




札の辻交差点角の家。埼玉県川越市元町1-14。1989(平成元)年9月18日

川越の「蔵造りの町並み」はその北端が「札の辻」交差点で、東西の大通りと交わる。江戸時代に高札場だったところから札の辻というわけだが、江戸期にはこの辺りが川越では最も賑わったところなのかもしれない。交差点から東へ向かう「本町通り」は市役所の南を通るが、そこは川越城の西大手門になる。「本町」とは元町(もとまち)の旧町名になるようだ。
写真は交差点の北東角にあった商店だったと思われる家。今は「札の辻ポケットパーク」という小さな公園になっている。
写真左の看板建築は、二階上の壁に「小林商店」と読めるので、小林タバコ店である。建物は今も健在で、「そば工房 蕎花 川越札の辻店」という店になっている。

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