ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




理髪店カライ。豊島区西巣鴨3-18。1987(昭和62)年2月15日

写真の通りは「庚申塚通り」で、有名な「巣鴨地蔵通り商店街」の北に続く旧中山道である。「庚申塚商栄会」の街灯が並ぶ商店街で、庚申塚交差点(都電荒川線の少し南にある)から明治通りとの掘割交差点までの500mの範囲。2棟の四軒長屋が並んでいる旧道らしい景観は、今もあまり変わらない。長屋の1軒がビルに建て替えたのと、写真奥の長屋の1軒がなくなって三軒長屋になっただけだ。
写真右端は「アッシャゴ」といピザ店。今も営業している店で、建物は二軒長屋を看板建築風にしたもの。写真左奥に行くと「東京種苗」の出桁造りの商家が残っている。また奥の四軒長屋の向かいの「堀商店(食料品)」と「とり福(居酒屋)」も昔からの建物。勿論、このように古い家が固まって残っているのは珍しい。
理髪店カライは2階を増築して看板建築風に改装しいている。



新井米穀店、伊勢屋紙店。西巣鴨3-19。1990(平成2)年1月14日

1枚目写真の奥の四軒長屋。伊勢屋紙店は2軒分を使っている。新井米穀店の分は取り壊されて、現在は三軒長屋になってしまった。空家に見える1軒は、昭和49年の地図では「堤食品」。

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