ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




伊東観光番。静岡県伊東市渚町。2015(平成27)年5月29日

伊東大川(松川)に架かる大川橋(国道135号旧道を渡している)のすぐ南にある観光案内所。1958(昭和33)年に伊東警察署の「松原交番」として建てられたもの。静岡県では最も古い交番の建物だという。2009年に登録有形文化財に指定されている。構造は補強コンクリートブロック。1958年の建築ならそう古い建物ではないが、静岡県では一般に交番は木造が多かったので、古い交番が残らなかったのだろうか? 2006年に現在の観光案内所兼交番の形になった。1階正面の左右に大きくRをとったかわいい建物だ。




秋月菓子店、飯田美容院。伊東市渚町
上:2015(平成27)年1月18日、左:同年5月29日

伊東観光番の前の通りは、あんじん通り(国道135号旧道)から分かれたその裏通りに当たる市道。いつ頃から言っているのか知らないが「浄ノ池通り」の愛称がある。浄ノ池は伊東観光番から300mほど南にいった辺りにあった。生息する魚が珍しいため国の天然記念物に指定された観光地で、今は埋め立てられて消滅した。
写真の看板建築の三軒長屋は伊東観光番から南へ100m足らずのところ。建物右の飯田美容院の2階の壁面が建築時の造作を残している。

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