ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




請負山田。台東区小島1-7。1988(昭和63)年12月31日

清洲橋通りの佐竹通り南口交差点から少し北の裏通り。写真の家並みは今も変わらない。写真中央はモルタル仕上げの洋風看板建築。文字のレリーフで受けられる工事の種類が書かれている。つまり「請負山田、各工事一式、コンクリート、鉄筋鉄網、煉瓦工事、化粧タイル張、人造塗、左官職」。開口部が引き戸なので和風の家を洋風の枠で囲った感じだ。
写真左の家は撮影時の住宅地図では「木村熊次郎商店」。建物の裾に神社で見るような石張りの壁が見られる。さらにその左は銅板貼りの看板建築が仕舞屋で残っている。



伊藤製作所、フミモト口金製作所。小島1-7。2003(平成15)年11月16日

請負山田の裏側になる通り。看板建築の家が5棟かたまって残っている。家の前に鉢植えを置いているのは商売をやめた家ではないかと思う。この辺りは看板建築の商店建築であっても、家内工業所が多いようだ。

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