ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




みの屋海苔店、小林自転車店。品川区南品川6-7。2015(平成27)年5月30日

ゼームス坂通り南品川五丁目交差点からすぐ南のところ。銅板張りの看板建築が2棟並んで残っている。向かい側には辰巳屋の銅板貼り看板建築が見られて、名所といっていい場所だ。
みの屋海苔店は普通なら2軒長屋に当たる広い幅がある。上部の壁を二分割している柱のようなものが、中央ではなく右に寄っているので、二軒長屋として建ったのではないようだ。2階の窓の間に店名と商標を入れた看板が額縁に入ったような感じで入っている。戸袋を兼ねたものらしい。この看板の銅板のピースが、それを囲む壁のピースの4分の1の大きさで、けっこう力の入った看板だ。
小林自転車店は二軒長屋かと思うのだが、建物自体は左右対称ではない。店舗にしている方が半間ほど広い。幅の狭い方は裾の部分をみの屋の造りにしているから、みの屋が倉庫にでも借りているらしい。
小林商店の右の奥村不動産は古い長屋の正面を看板建築風に改装したもののようである。



みの屋海苔店、小林自転車店。南品川6-7。2015(平成27)年5月30日

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