ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




弥生調剤薬局。文京区千駄木2-1。1990(平成2)年5月6日

不忍通りの千駄木二丁目交差点から根津裏門坂の方へ入ったところ。下の写真が現状で、路地との角の古い二階建ての看板建築の家と3階建ての家は残っている。その左にあった3軒の商家がなくなって駐車場になっている。弥生調剤薬局の三階建ての家は、下の写真では壁がタイル貼りで、小さなビルのようにも見えるが、上の写真ではモルタル塗のようである。屋根は寄棟なので3階の前面の庇や3階横のアーチの庇からも古い看板建築なのではないかと思う。1974年の地図では右の家は「田村時計店」。弥生薬局は「東光堂カメラ」。



近影。2012(平成24)年4月16日

弥生調剤薬局だった家は、テントには「Chez Claire」の字が読めるがなんの商売だったか知らない。今は袖看板が外されて廃業したようだ。その店が入る時の改装かもしれないが、1・2階の壁がタイル張りに替わっている。

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