ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




江嶋屋陶器店。神奈川県小田原市南町1-3。1991(平成3)年8月22日

前の通りは国道1号線、つまり東海道。写真右が片岡美術店という骨董屋で、箱根口交差点の角にある。江嶋屋は2階建ての横に平屋の店舗がついていて日本家屋の横側が通りに面しているような塩梅だ。この辺りには骨董店を含めて陶器を扱う店が集中している。江嶋屋は普通のせともの屋らしい。幟を出していて、茶碗を売るついでに葉茶も売っている。平屋のほうはガラス器を並べている。



柳屋ベーカリー。小田原市南町1-3。1991(平成3)年8月22日

江崎屋の並び。写真右の家は「古美術店」の文字が読める。平屋の黒い屋根の家は「柳屋製パン」の看板を屋根に上げているが、柳屋ベーカリーというパン屋。アーケードの影で店の造りはよく見えないが横に滑らすガラス戸が外との仕切りになっている。
現在では出桁造りの建物を生かした和風喫茶のようにも見える立派な構えの正面に改装された。ネットで調べてみると10種類もあるあんぱんが主力商品らしい。



近影。交差点角の片岡美術店から柳屋ベーカリーの先までが写っている。この範囲の家はここ20年間、変わっていないようだ。2010(平成22)年7月9日

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