ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 



おざわ。神奈川県鎌倉市長谷2-14。1992(平成4)年5月3日

江ノ電の長谷駅から鎌倉大仏への沿道だが、正確な場所は覚えていない。写真右に「釜めし・甘味 まつもと」があるのでそれでネット検索したら簡単に出てきた。駅から長谷観音前交差点に出る数軒手前だ。ストリートビューで見ると「まつもと」は建物自体は替わっていない。「おざわ」の建物も現存していたが、正面は住居として改装されている。建物左の鋳鉄の門が今もそのまま使われている。
どんな商売をしていた店なのか推定しにくい。看板建築としては平均的な造りだが、窓枠に凝っている。大工まかせではなくデザイナーが間に入ったのか、という感じだ。


宮わき
神奈川県鎌倉市長谷
1992(平成4)年5月3日

これも長谷駅から鎌倉大仏への沿道で、「おざわ」の近くだったと思うが、あるいは長谷観音前交差点より北かもしれない。
建物の両端に柱の飾りを立てた少し変わったデザインの看板建築だ。柱の間の壁にはなにもなくて、壁の上端を折れ線グラフのような複雑な形にしている。台東区台東(一般には御徒町)にあった鈴友の正面が似たデザインだ。少しいかめしい感じもして「趣味の呉服と京染」の店とは合わない気がするが、元は別の店だったのかもしれない。

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