ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




まつむらパン店。中央区日本橋人形町1-12。1987(昭和62)年6月

左右の道路は人形町通りの西の裏通り、奥へ行く道路は新大橋通りの北の裏通り。現在、高層マンションを建築中のブロックである。角の家はテントに「サンドイッチパーラーまつむら」の字を入れているが店舗は向かいのビルだ。隣(写真右)のビルもまつむらのものらしい。
昭和30年代と古い話になるが、もうとっくに廃校になっている区立有馬中学では弁当を持っていかないとパンを買うのだが、その業者がまつむらだった。食パンにひき肉のペーストを塗った「肉」をよく頼んだ。
浅田肉店は二階が浅田軒ですき焼きなどを出した。写真奥には東京木坂、小島酒店などの看板が認められる。



北村商店。日本橋人形町1-13。1987(昭和62)年2月1日

新大橋通りの富士銀行蛎殻町支店があった交差点の富士銀行の斜め向かい。



るぴなす(喫茶店)。日本橋人形町1-12。1987(昭和62)年4月29日

北村商店の写真の左奥に写っている建物。右の山崎ふとん店との間の路地を奥へいくと茶の木神社がある。日本橋七福神の一つになっているので正月には賑わう。高層マンションになってこの路地は消滅した。


東京木坂
日本橋人形町1-12
1986(昭和61)年10月21日

他にはあまり見かけないデザインの建物で、洋風と和風がごっちゃになったような感じだが銅板ワークはかなりのもの。袖看板も銅版貼りの板に金文字を貼ったこったものだ。文字は「西陣帯地問屋/株式会社東京木坂」。マンションの建設が始まるまで残っていたが、別の店になって真っ白に塗られてしまっていた。

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