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「カタカムナ文明とは、」

2015-03-09 08:58:42 | 日本

「カタカムナ」とは創造主という意味である。

◎カタカムナ文明とは、

カタカムナ文明とは、今から数万年~10万年以前で、縄文時代以前、旧石器時代末期に存在したとされる日本の超古代文明である。
極めて高度な科学技術や独自の哲学体系を持っていたことが、神代文字で記された文献(通称「カタカムナ文献」)から推測されるが、この文明の存在を示す遺構や遺物は、この文献以外は見つかっておらず、原本の所在も不明である。日本で初めてカタカムナ文明の存在を唱えたのは楢崎皐月であった。楢崎は『古事記』や『日本書紀』等を参考に、5年をかけて「カタカムナ文献」の解読に成功。その内容が自然科学的な実用書であった事を突きとめた。この文字はそれが祀られていたとされる神社の名から「カタカムナ文字」と呼ばれ、その文字を使用していた文明として「カタカムナ文明」が提唱された。


◎カタカムナ文献

「カタカムナ文明」の実在を示しているとされる古史古伝の書物である。カタカムナ文字によって記された80首の詩歌で構成されており、第1首が「カタカムナ ヒヒキ マノスヘシ アシアトウアン ウツシマツル カタカムナ ウタヒ」と解読された事から、『カタカムナのウタヒ』、略称「カタカムナ」と呼ばれる。古史古伝の研究者である吾郷清彦は「神名歌集」と称している。原本は所在不明の「カタカムナ神社」の御神体とされており、江戸時代に作成された巻物であるという。この左から右へ開かれる長い巻物の中に80個の渦巻状の文字(カタカムナ文字)で記されていた。文中に「アシアトウアン ウツシマツル」という言葉があり、この「アシアトウアン」という人物が写本を作成した可能性が高いともいわれる。またその語感から陰陽師の蘆屋道満(道摩法師)との関係を主張する人もいる。
内容は全てカタカムナ文字で構成された詩歌の形で書かれており、人間の本質や世界の構成について記されている。


◎発見の経緯

楢崎が、植物細胞電位変動波農法(植物波農法)の研究中に出会った、平十字(ひら とうじ)と名乗る人物が所持する文献により発見したとされる。
楢崎によれば、1949年(昭和24年)12月から大地電位の測定のために兵庫県六甲山系の金鳥山中で調査を行っていたところ、父が「カタカムナ神社の宮司」と名乗る平十字という猟師と出会い、その神社の御神体である巻物を見せてもらったという。そこに書かれていたのは円と直線で作られた幾何学的な文字であった。これが貴重な文献であると直感した楢崎は、平十字に書写を願い出ると快諾され、楢崎は研究用に持っていた大学ノートにその文字を全て写し取ったという。その文章量は一日で写し終わるようなものではなく、それから20日間、楢崎のところへ巻物を手に平十字が毎日通ったという。楢崎の娘によると、楢崎はそれまで度々実家に葉書を送って安否を知らせていたが、このときは一ヶ月間葉書を寄越さなかったと述懐している。


◎カタカムナ文字

カタカムナ図象文字と呼ばれる。カタカムナ文献はこの文字で記述されている。
中央に「ヤタノカカミ」と呼ばれる図章が記されており、楢崎が満州で交流していた老師から聞かされた、上古代の日本に存在したアシア族の八鏡化美津文字(はっきょうかみつもじ)ではないかと直感し、後に、いろは48音に対応するカタカムナ音声符(単音)と、複数の単音を重ねて一つの単語を表すカタカムナ図象符に分類した。楢崎はカタカムナ音声符が片仮名の起源としている。
なお、八鏡化美津文字を略して八鏡文字(はっきょうもじ)、化美津文字(かみつもじ)又は上津文字ともいう。


◎タカムナ文字の特徴

いわゆる神代文字であるが、他の神代文字に草書体のような曲線形が多いのに対し、カタカムナ文字は幾何学的な円と直線からのみ成り立っている。
一般的な神代文字が右から左へ縦書きされるのに対し、カタカムナ文字は渦巻状に時計回りで記され、中央から読み進める。このため複雑な文章は書けず、カタカムナ文献は全て簡潔な歌で表されている。
濁点や半濁点、小さい「ァ」や「ッ」などの小書き文字は存在しない。
渦巻きの中央にはそれぞれ「ヤタノカカミ」「フトマニ」「ミクマリ」と呼ばれる図章が記されている。
二文字あるいは三文字が重なり合って一文字の新しい字形(カタカムナ図象符)を作る。


◎カタカムナ人の宇宙観

楢崎によれば、カタカムナ人は、宇宙意識との交信である「テレパシー(直観)」によって、宇宙の真相情報を得たのだそうである。

起源は、われわれの知っている「物質宇宙」ではなく、「高次宇宙」にある。地球での生命表現は全て高次宇宙にその原版「ブループリント・設計図」があり、その投影像がそれぞれの生物として映しだされていることになる。ここで言う「投影像」とは「ホログラフィック」なものを言う。また生命の起源(All Life of Origin)は、時空表現された物質宇宙ではなく「高次宇宙」にある。

カタカムナではまずわれわれの住んでいる「物質世界」がある。「その背後に物質世界を作り出している潜像世界(多次元世界)が存在している。

物質文明もしくは物質宇宙とは、3次元(縦・横・高さ)に時間軸をいれた4次元の世界のことを言う。われわれが物理的に確認出来る世界のことを言う。残念ながら、この世の中は物質崇拝主義となっており、カタカムナの言っている「宇宙論」に比べると次元の低いところに価値を見出している。

この「高次宇宙」とは、5次元以上の世界を言い、われわれ人類ではまだ解明されていない10次元、もしくは一説には13次元まであるといわれている世界のことである。 この多次元世界・潜像世界は「アマ始元量」と呼ばれる究極粒子(この粒子はおよそ10のマイナス80乗センチメートルと推定している)およびその複合体で出来ている。
この潜像世界が宇宙の本質であり、その世界にはアマナと呼ばれるヌシ(創造主)が存在している。アマナは究極粒子の集合体そのものである。

以下に、そのカタカムナ人の宇宙観を紹介する。


<宇宙の構造>

宇宙は、「物質世界(目に見える世界)」と、「潜象(せんぞう)世界(目に見えない世界)」の二重構造をしている。潜象世界は物質世界の背後にあり、両者は重なって存在している。物質世界は潜象世界から創られている。地球が存在する宇宙は、球状で有限である。宇宙球の外側には無数の宇宙球があり、大宇宙は無数の宇宙球で構成されている。結局、宇宙は無限ということになる。
ひとつの宇宙球の中に、私たちが住む銀河系や太陽系が存在している。このように、宇宙の構造は「大宇宙、宇宙球、小宇宙(人間)」の三位一体で構成されている。


<宇宙の構成材料>

宇宙球は、物質世界も潜象世界も「アマ」という一種類の材料でできている。アマは無限の「カム」の世界で発生したもので、微分された究極粒子を「マリ」という。
マリは完全な球ではなく、ひずみのある球である。マリは右回りのものと、左回りのものが対で発生し、これが陽と陰(正と反)になる。陽と陰のマリが複合的に集まって素粒子が作られ、これが物質の材料になる。


<創造主の正体>

宇宙球にはアマのヌシである「アマナ」が存在する。一方、宇宙球の外側のカム無限世界には、「カムナ」と呼ばれる究極のヌシが存在している。
宇宙球内の万物万象は、アマ(宇宙球の内側)とカム(宇宙球の外側)の共振によって発生した。したがって、カムナとアマナが創造主である。なお、カタカムナとは創造主という意味である。


<宇宙の創成>

宇宙球は、まずアマの充満した潜象世界が創られ、その中心に渦巻き状のアマの密度の高い部分ができる。これを「フトヒ」という。フトヒとカムナが共振し、核であるフトヒから八方に恒星が正反の釣り合いをもって発生し、銀河系、超銀河系などの星ができた。宇宙球は、膨張したり、収縮したりはしておらず、変化はしているが、統計的に一定の大きさが保たれている。(よって、現代宇宙理論にある「宇宙はビックバンによって発生し、今もなお宇宙は膨張し続けている」とする説は、全くの誤りである。)

地球の存在する宇宙は、半径180億光年の球体で、1回転1億年のスピードで回転している。
宇宙は、半径180億光年の宇宙球が約1億個存在する。これが宇宙のすべてである。
なお、一つ一つの宇宙球は、大宇宙の意思によって創造されたものである。


<物質の発生>

カムナ(陽)とアマナ(陰)が正反に共振すると物、質が生成される。生成された物質は、内部に正(陽)と反(陰)を合わせ持った構造をしている。


<生命の発生>

生命は生命からしか発生しないのではなく、条件を整えれば自然発生する。すなわち、コロイド状態で超高速粒子アマハヤミ(宇宙エネルギー)を作用させると、生命は自然発生する。


<宇宙の特徴>

宇宙には、次のような特徴がある。これは、潜象世界のアマ(究極粒子)の性質が、相似象で現象世界に現れたものだとしている。

・万物万象は正反が対照的に作られ存在している。ただし、完全な対称ではなく、わずかにひずみがある。
・正反は親和し、同種は反発する。
・あらゆるものは、固定したものではなく、統計的存在である。
・あらゆるものは、旋転、循環の運動をしている。
・七の周期性があり、永遠の循環性がある。
・正反が共振すると、物質や生命やインスピレーションなどが発生する。
・あらゆるものに粒子性と波動性がある。
・さまざまな性質は、同時に重なって存在できる。
・宇宙は階層的な相似構造をしている。

この宇宙は、目に見える「物質世界」と、目に見えない「潜象世界(多次元世界)」の二重構造で出来ているということである。

<了>











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