龍の声

龍の声は、天の声

「お刺身に菊の花が付くのは、なぜなのか?」

2023-01-07 08:42:14 | 日本

理由は、殺菌作用で食中毒予防のためです。。


〇菊の花にはどんな役割があるのか?

「たんぽぽ」と勘違いされる方も多いが、実は「菊の花」。この「菊の花」は飾りではなく、大切な役割がある。

お刺身が広く食べられるようになったのは、江戸時代後期。当時、濃い口しょう油が誕生したことによって、しょう油をつけると魚の生臭さが気にならないと評判に。そんな中登場したのが「刺身屋」。「刺身屋」では、カツオやマグロを刺身にして販売。庶民にとっては、魚をさばく手間が省け、手軽に買えることですぐに評判に。お客はお皿を持参して、購入していた。しかし、お刺身を食べて、お腹を壊す人が続出。当時は、「冷蔵技術がない」、「鮮度が良くない魚」、「時間が経って食べる」ため、食中毒があとを絶たなかった。

そこで「刺身屋」の店主が考えたのが、奈良時代から薬として使われていた「菊の花」(※諸説あり)を付けて販売すること。当時風邪でノドが痛い時、「菊」に含まれる「ルテオリン」が、ノドを殺菌し、痛みを和らげる効果があるとされていた。また「菊の花」には「食中毒を予防する効果」もあったため、食中毒は減った。ほかに、「わさび」、「青じそ」、「穂紫蘇(ほじそ)」、「紅たで」も同様に、殺菌効果があるため、お刺身に添えられている。


〇なぜお寿司には菊の花をつけないのか?

お寿司の場合は、酢飯の中に殺菌効果がある「お酢」が入っているため。



最新の画像もっと見る