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NO.63  日本がめざすべき国家の理想像とは!(上)

2009-06-30 15:41:07 | 政治
NO.63 「日本がめざすべき国家の理想像とは!(上)」

オバマ大統領の顧問(外交戦略立案者)ズビグニュー・ブレジンスキー氏は、一九七〇年代から「日本は国際政治に関与する気がないので、永久に米国の属国であり続けるしかない。」と言って日本を侮辱してきた人物だが、昨年十二月に『世界的な政治覚醒』という注目すべき論文を発表した。その内容は「歴史上初めて、人類のほとんど全員が政治的に活発になり政治的に覚醒し政治的に相互連携する。世界的な政治活動によって、これまで植民地支配や帝国的支配によって抑制されてきた文化的な尊厳や経済成長の機会を求める動きが世界的に勃興するだろう。そして、これまで五百年間、世界の中心は大西洋諸国(欧米)だったが、中国と日本の新たな台頭によって、その状態は終わる。」と言うものである。
これを受けて、若手の経済評論家の田中宇氏は、次の如く予見している。「(要旨)戦後日本の対米従属戦略の根底にあるものは、敗戦から得た政治的教訓と世界最大の市場である。それは技術力や金融財政技能の源泉である米国と親密である限り、日本経済も安泰だというものである。しかし今日、ドルの崩壊がすすむなかで米国市場が崩壊したら、その後の日本はドルではなく円を使って貿易決済したほうが良い状態になる。そして輸出の最重要市場は米国ではなく外貨準備高世界第一位の中国となる。さすれば最早日本にとって従属すべき米国自体がなくなってしまう。また自民党も民主党も対米従属を基本方針としてきたが、米国の崩壊と同期して起きそうな日本の政界再編も、対米従属ではなく米中等距離の外交戦略を掲げる大型政党が登場しくるかもしれない。」私は、この人の洞察力を高く評価したい。
では、我が国における自立した外交戦略とは一体何か?その国家戦略の基盤をどこに求めるのか?ここが重大事となる。解散総選挙前後には、恐らく雨後のタケノコのごとく新政党が乱立してくると思われるが、それら新政党への注目点は、将にこの一点にある。自立ある強い日本!世界をリードできる日本!日本がめざすべき国家の理想像とは何なのか?我々は再度、天皇国日本の建国の理想理念をしっかりと学ばねばならない。そして現代にわかりやすく説き、具現化していかねばならない。同志諸君!今こそ谷口雅春先生の「天皇信仰と日本の国体」を命懸けで読み破ろうではないか!(平成21年4月20日投稿)

※谷口雅春先生とは、
明治26年11月22日、神戸市に生まれる。大正元年、早稲田大学文学部英文科に進む。大正3年に中退。その後、真の神を求める求道生活を続け、遂に「人間・神の子、現象無し」の啓示を受ける。昭和5年に個人雑誌「生長の家」誌を創刊。「神一元、中心帰一、万教帰一」の「唯神実相論」を奔流のごとき勢いで展開し、病気や人生苦に悩む多くの人々に奇跡をもたらした。同誌の普及とともに生長の家人類光明化運動へと発展。著者の「唯神実相論」は、昭和期から今日まで、多くの宗教家、政治家、経済人、文化人に多大の影響を及ぼし続けている。また個人救済としての宗教運動はもとより、政治運動、教育運動などの実際運動をも主導した。海外でもブラジルほか多くの国々に広まった。昭和60年6月17日、満91歳にて昇天。著書は500冊以上にのぼり、主著『生命の実相』は、累計1900万部を超え、今なお多くの人々を救い続けている




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