龍の声

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奇跡がおこる超小食

2014-07-27 07:00:28 | 日本

ポリープが出来たら断食をする。すると、ポリープは消える!


新潟大学大学院教授の安保徹さんの論文「奇跡が起こる超少食」が実にいい。
以下、要約し記す。


◎無駄なものから食べてエネルギーに変える

先日、認知症の研究会に行ってきた。記憶を司る部位の「海馬」についての研究報告があったのだが、アミロイド蛋白が脳に溜まると、グリア細胞(脳のマクロファージはグリア細胞)が集まってきて、その蛋白をなんとか食べようとする。

しかし、食べきれずに脳に沈着すると、認知症に繋がる。いわゆる、アルツハイマー型の認知症である。そうやって、食べきれずにアミロイド蛋白が沈着してしまった認知症の人たちというのは、考える能力が低下しているにも拘らず、食べる能力だけは残っている。晩ごはんを食べたのに、30分後には「晩ごはん、まだ?」と催促する。そして、食べるとアミロイド蛋白を処理しきれない。そんな悪循環に陥るのである。

逆に、飢餓状態になった時はどうなるかというと、例えば、漂流して食べるものがない場合など、マクロファージは自分の体の構成成分を食べて栄養に変える。漂流して10日とか20日とか食べられなかった人は、筋肉や骨が細くなったりする。ところが、そのステップで何が起こるかというと、栄養が枯渇した際に最初に食べるのは、まず老廃物を食べる。ポリープを食べる、シミを食べる、癌細胞を食べる。そういう無駄なものから食べて処理し、エネルギーに変える。そうして、マクロファージの働きで、ポリープが消える、癌が治る、ということが起こる。しかし、そういう無駄なものを処理してもなおかつ飢餓状態が続くと、今度は筋肉を食べたり、骨を食べたりする。

骨を食べるので有名なのが、破骨細胞だが、破骨細胞はマクロファージが多核になった細胞である。マクロファージはまさに食べる力である。このように、私たちの体では、進化したリンパ球の顆粒球までいかないレベルの、もっと原始的な防御とか、栄養処理とか、老廃物の処理は、白血球の基本であるマクロファージがやっているということがわかる。


◎超少食者の腸の中では草食動物と同じ作用が働いている?

それともう一つ、特に人間に関してだが、7mにも及ぶ腸についての話である。腸はすごく再生が速いのだが、再生して最後は脱落していく。だから、便の中には腸の脱落細胞が大量にある。したがって、あまりご飯を食べなくても便が出るという状況はあるところまでは続く。

ところが、北海道大学医学部の解剖学教室の岩永敏彦先生が、「草食動物は殆ど、脱落する腸が腸管上皮にいるマクロファージに食べられて再利用されている」という英語の論文を出した。おそらく、私たちが飢餓状態になると、無駄に体の老廃物を捨てるということを止めてしまう。
無駄に出すことをやめて、マクロファージが再利用し、一つの無駄もなく再利用して、あとは消化管に棲みついた腸内細菌を栄養にして、不足分を賄って生き続けるのではないかと思っている。
超少食の実践者の方たちの体でも、このような作用が働いているのではないのか。


◎患者を励ますことが一番大事

病気には、その人の生き方も大きくかかわっていると思う。超少食を実践されている人たちで、再生不良性貧血になった人や胃潰瘍ができたという人の話を聞くと、まじめですごく頑張る人、あるいは、神経質で一生懸命悩むタイプのように思われる。おそらく独特の体の負担がある。そういう負担があるとマクロファージがうまく働けない。マクロファージに最もダメージをかけるのは、絶望を与えることである。

一方で、病気を治すには、患者を励ますことが一番大事である。私は患者さんを励ましているのだが、潰瘍ができたという人には、「すぐ治るよ」と言っている。再生不良性貧血の人には、「すごい無理をしたでしょう」「はい、無理しました」というやり取りをしている。

「楽にするように」と励ませばいいのである。悩みでしょんぼりしていた人を励ます。医療ではこういうことが大切なのだと思っている。









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