りゅーたろっく・ぶろぐ

ギタリストRYUTARO(葉狩 隆太郎)のblogデス!

ゲストパス。

2007年10月09日 17時31分04秒 | Weblog
“隆太郎のちょっとマヂメに音楽を語るコラム”
~第一回~

『ゲストパス』


今日は前から疑問に感じていることについて、たくさんのミュージシャンが成長してくれることを願う一人の音楽人として書かせていただきます。



ライブハウスなどでは、内容や規模は違えど、メンバーの家族や業界関係者(まぁ、どこまでが業界の方かという線引きも非常に曖昧ですが)を招待するためのゲストパスという制度が設けられたりしていることがあります。

ファンの人にはあまり馴染みがないこのゲストパスですが、アーティストにとっては意外に悩みの種であることが多いのです。

と、言うのは、同じアーティスト同士ならば持ちつ持たれつな部分もありますが、目上の先輩などからのゲストパスの依頼に断れないことがよくあるからです。



アーティストというのは自分の技術や表現のために惜しみ無く出費をしています。

機材の購入やその維持費はもちろん、練習のためにリハーサルスタジオを借りたり、機材を運搬するための車代がかかったり、他にもアーティストにしか分かり得ない苦労とお金がそこにはあるのです。

そんな投資から成立っているのがライブやCDなどの作品です。



ライブというのはアーティストにとって興行ですから、なんとか赤字を出さないように、ちょっとでも黒字を出せるようにとみんな頑張っています。

ですが、恐らく大体のアマチュアバンドや、一部のプロでもライブをやって赤字を抱えてしまっているのが現状です。

更なる創作活動を行うためにはお金が必要不可欠なのに赤字が続くとどうなるかは簡単に想像がつくと思いますが、当然ライブ活動もままならなくなり活動が止まってしまいます。

僕も、お金がどうしようもなくなって夢を諦めてしまったミュージシャンの卵をたくさん見てきました。

その裏側にはたとえ一人や二人かもしれませんがゲストパスでタダで見ていたことでアーティストに負担がかかっていたという現実があるのです。



アーティストが売るのは芸術です。

例えば知り合いのラーメン屋サンに食べに行ってタダ食いしますか?

コンビニに並んでいるとある商品を、後輩がやってる会社の商品だからタダでよこせと言えますか?

有り得ませんよね。



かの、HR/HMバンドの大御所バンドMETALLICAサンの言葉を引用します。

「僕たちのファンは、僕たちの音楽を買って聴いてくれる人であって、ただで勝手にコピーして聴く人ではない」



皆さん誰しも好きなアーティストがいると思います。

そのアーティストを生かすも殺すも、こういった当たり前にはびこる悪しき風習に対するしっかりした意識を持つことが大切だと思います。



良いと思って下さったならお金を払って買ったり観て下さい。

良くないと思わないなら買わないでも良いし、観に行かなくて良いと思います。

それが競争を生み、芸術の発展に繋がるからです。



少しずつでもアーティストが育みやすい環境が整っていくことを願います!

そして素敵な音楽と出会えますように!!!!!!!







以上です!!

御意見や御感想は24時間受け付けています(笑)。

あと、この拙い文章に共感してくださった方は引用していただいて結構ですよ(*^ー^*)
(著作権法に基づいて改変などは御遠慮下さい)



明日もまた素敵な音楽で皆さんの心が満たされますように★

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
良いもの読ませて頂きました。 ()
2007-10-10 00:19:20
関係がどうであれ、立場が何であれ、音我苦じゃない音楽を奏でてゆける環境であってほしいと切に思います。

久しぶりにファンレター書きたくなりました。
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めさんへ! (りゅ)
2007-11-26 17:12:29
ファンレターはいつでも嬉しいものなのでお待ちしていますよん!!
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