嶋津隆文オフィシャルブログ

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「廃校舎は地域の宝物?」、そのテーマのセミナーです

2016年05月05日 | Weblog

 今日はこどもの日。それにちなんでセミナー開催のPRです。来週の金曜に私たちが運営しているNPO(NPO法人フォーラム自治研究)のセミナーを開きます。講師は私。テーマは「廃校活用と地域の活性化」。ぜひお越しください。

セミナーはこの一年、愛知大とFJKとでの共同調査した結果の報告です。少子化で進んだ公立校の廃校数はここ12年間で5,801校。しかもそのうち、「活用されているもの」3,587校(7割)で、「活用されていないもの」1,513校(3割)。空き校舎の活用は少子化のみならず地域の活性化と絡んで各地での大問題となっているのです。その課題を扱います。

セミナー当日の概要は以下の通りです。(参加費:1000円)                                                             日時:5月13日(金)pm7時~9時    会場:秋葉原和泉橋区民会館4F(秋葉原駅2分)                                     テーマ:「廃校活用と地域活性化」    講師:嶋津隆文(FJK理事長)&久保田経三(FJK理事)                                 

現地調査した全国各地の先行事例を基本とします。例えば農村部では栃木県塩谷町(星ふる学校)、佐渡市(ユニークな学校蔵)、愛知県の東栄町(のき山学校)、徳島県上勝町(山の楽校あさひの宿)など。都市部では豊島区(みらい館大明)、台東区(台東デザイナーズビレッジ)、京都市(学校歴史博物館、京都芸術センター)など。具体的な事例がもっとも有用に説得力を持つと考えてのことです。

ちなみに愛知県のある山間の村でこんな話を聞きました。「ここの集落に現在子供の数はゼロ、全く居ないのです。だから夏休みのキャンプなどで子供達の声が響くことは住民にとって大きな喜びとなっています。地域としては学校の活用は大歓迎です」。都市部の子供たちの自然体験施設の女性管理人の述懐です。「廃校は地域の宝ものです」。こうしみじみ語るなかに、廃校舎をふるさとの元気のために大切に生かそうとする過疎地の願いを、強烈に思い知らされたものです。

 

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