嶋津隆文オフィシャルブログ

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一葉(いちよう)落ちて天下の秋を知る

2013年12月24日 | Weblog

写真:「東京都庁」

猪瀬直樹東京都知事が辞職しました。醜態を晒し続けただけに遅きに失したというものでしょう。昨日今日の混乱もさることながら、これからの都政の混乱に心が痛みます。本来なら真っ只中にある予算編成作業、年明けには決めなくてはならない東京五輪の準備組織。膨大な日常業務。

「一葉落ちて天下の秋を知る」。
この言葉が頭をよぎります。桐の一葉が落ちるのを見て,秋の訪れを知る。小さな前触れによって将来のなりゆき,衰亡のきざしを察することをいう前漢の詩です。

それにしても猪瀬直樹の評判は都庁内では極めて厳しいものがありました。傲慢、横柄。KY(空気が読めない)。いつぞや私の後輩のある局長は、部下の面前で罵倒されたと憤然としていました。「俺が呼んだのに何ですぐに来なかったんだ、お前は」と。

「成り金」という言葉でにわか金持ちへの冷笑があるとすれば、「成り権(権力)」という言葉が彼には相応しいとは、くだんの都庁雀のコメント。寒さが身にしみるというものです。

 


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