嶋津隆文オフィシャルブログ

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『どこで、どう暮らすか日本人』を実践するか?

2013年03月18日 | Weblog

写真:「松江・宍道湖」

先日、国立駅近くの中華レストランで、私の田原市行きの壮行会として夕食の宴が持たれました。音頭を取ってくれたのは、国立市長選で私を支援してくれた多くの友人・知人の皆さんです。何とも有難いことです。

ただ少し違和感がありました。というのは、東京から去って行ってしまうのだという参加者の認識と、主軸は故郷田原に置くが活動の場は一つではないと考える私の思いに、隔たりがあったということです。

そこで私は、30年前に国連が主唱した国際居住年の一環として実施された朝日新聞主催(建設省後援)の懸賞論文で、一席になった私自身の論文の一節を披露しました。

「この村出身者で東京へ行った者が、最近60を超えて島根に戻ってきた。しかし先祖からの家屋敷があるこの村には帰らず、松江に家を建てて暮らし始めたのだ。もっとも時折村に来ては、墓参りをしたり野菜を作ったりしている。東京へは仕事のこともあって、今でも月に1、2回は上京するようだ。銀座で都会の友人と飲むのがやはり面白いらしい」。

この島根で耳にした話しを基に、これからの日本人は、人生後半は故郷に近い街に居を構え、そして時どき村と東京に出かける。そうした土着と漂流のライフスタイルを選択するようになる。すなわち「住み広がっていく」行動形態をとるだろうと予想したものです。

このテーマは多くに人の関心を呼び、TBSブリタニカから出版の話しが持ち込まれ、そうして私の処女作『どこで、どう暮らすか日本人』が生まれました。そして今、まさにこの予想を実践しようとしている自分に気づき、苦笑するというものです。もっとも東京生まれの東京育ちが多い国立の仲間には、些か分かりにくい感覚であったかもしれません。


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