写真: 完成した山本雄二郎先生追悼集
山本雄二郎先生の追悼集が完成しました。この一年、私が編集作業を続けてきたものです。50人弱の執筆者のそれぞれの思いが強く伝わる、しかし落ち着いた、いい追悼集になったものと自賛しています。
執筆者は、成田空港に絡んだ国交省の歴代の事務次官や反対同盟の事務局長、成田空港㈱の役員、全国の新空港建設の責任者、教鞭をとっていた高千穂大学の後輩教員たち。加えてふるさと田原の出身中学の同窓生や市長たちが、先生の人柄とふるさとへの貢献ぶりを記します。
特筆すべきは、空港建設の推進と反対の間にあって、成田闘争収束へ身を削るような多くの労苦を重ねた先生に対し、両者から同じように感謝の思いが語られていることです。あの悲惨な成田闘争の経緯を知る人間たちにとって、これは驚くべきことと言ってよいでしょう。それだけにこの追悼集は、成田闘争の貴重な記録集にもなっていることも間違いありません。
この追悼集を持って、今日と明日の渥美半島帰りなのです。先生が眠るふるさと渥美へ、皆でのお墓参りなのです。山本先生を師と仰ぐ、成田空港㈱、国土交通省、北九州市、JAL、東京電力、高千穂大学といった面々10数人です。
豊橋駅からは、田原市の鈴木克幸市長らも合流します。福江にある菩提寺、潮音寺に向かい、お寺では住職の経と話しを受け、そのあとは「椰子の実」の歌碑などを案内してもらいながら、伊良湖ビューホテルに投宿しようというスケジュールです。
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ちょっと時期が外れるとはいえ、いいお彼岸となりそうです。