「今朝のわが家のツルバラの風景 本人撮影」
写真は6月になった今朝のわが家の庭です。もうツルバラが盛りを過ぎようとしています。その風景の変わっていくのがいささか切なくて、数枚の写真に残しました。
鳩山政権があっというまに崩れました。そしてあわただしく菅新首相が決まりました。民主党代表選挙での、菅さんの笑顔も印象的でした。しかしと思うのです。あの笑顔がいつまで続くのだろうかと。
ハナニアラシノタトエモアルゾ
「サヨナラ」ダケガ人生ダ
ご存じ、井伏鱒二の名訳詩です。「花発(ひら)いて風雨多し 人生離別を知る」が中国詩の原型です。この詩がふと思い出される昨日今日の首相交代劇です。
普天間問題は「はい、さようなら」と放り出され、収拾のめどがつかないほど混乱しています。子ども手当てなどの乱暴なバラマキ施策もいよいよ迷走し始めています。封印しようとしてきた消費税問題も避けて通れない時限爆弾です。民主党の内紛の顕在化も不可避でしょう。
この紛糾した国家と政府の運営を、菅政権はうまく展開していけるだろうか。はなはだ心もとないのです。恐らく一年をまたずしてまた花が散るのではないかと心を痛めます。いや、政権が崩れることでなく、国が崩れていくことに心が痛むのです。