破李拳竜・日記

ここでは私・破李拳竜が行ってきた仕事やお遊びとかの日記を、つらつらと載せてあります。

バベル.........の塔

2007年02月23日 23時43分17秒 | Weblog
ハリウッド映画「バベル」で日本人新人女優・菊池凛子が評判だが、今回は映画の事ではなく「バベルの塔」の話。私は「バベルの塔」が好きなのだ。

  「バベルの塔」の話は旧約聖書『創世記』11章に出てくる、二ムロデ王が自分達人間の力を誇示するため、天にまでとどく巨大な塔を造ったが、怒った神が人間達の言葉をバラバラにして混乱させたため、結局未完で建造は終わってしまった塔として描かれ、しばしば「バベル」という言葉は「乱れる」という比喩に例えられたりして、映画の「バベル」も同様な意味に使われているようだ。
  ガキの頃私は、そんな話を読んで、「天にまでとどく巨大な塔」って、どんなにスゲーんだろうな?と、大いに興味を引かれた。・・・で、あの有名な中世16世紀の画家・ピーテル・ブリューゲルの建造中の「バベルの塔」画を見て、古代ロマンに夢をかき立てられたワケだが、・・・実はあの建築様式は、中世ヨーロッパのデザインらしい。つまりあの当時に過去のバビロニア文明の建築物の想像画を描いたワケなのだが、どーしても16世紀当時のモダン建築物っぽくなっちゃったんだって。現代感覚に例えたら、「紀元前に建てられた『バベルの塔』の想像図」といいながら、横浜ランドマーク・タワーみたいな塔を描いちゃったようなものですな!

  ・・・んで、更に詳しく調べたら、「バベルの塔」の正体というか、モデルとなった塔は実在した事が分かった!メソポタミア文明の始祖と云われるシュメール人達が「ジッグラト(山の家)」と呼ばれる、レンガをアスファルトで接着して作り上げた、今観てもモダンなスタイルの聖塔がいくつも造られたのだが、その中で「世界七不思議」の「空中庭園」で有名なバビロンに建造された超巨大ジッグラト「エ・テメン・アン・キ (天と地をつなぐもの)」が「バベルの塔」の原型となったそうなのだ!
  高さ幅ともに90メートル。当時平屋かせいぜい二階建ての民家しかなかったバビロンの街中にあって、90メートルの巨塔はまさに天にもとどかんばかりの迫力だっただろう。またまた現代感覚に当てはめると、200メートル級の高層ビルが林立する新宿に、高さ幅ともに900メートルもの巨塔がのさばってるカンジだろう。

   そしてもっと私を「バベルの塔」好きにさせたのが、みなさん御存知の横山光輝先生の作品「バビル2世」だ。
   この作品では、「バベルの塔」を宇宙科学が内蔵された「要塞」として描かれているのが魅力だった。そしてその姿は常に砂嵐に包まれ隠されているという設定・・・
  ・・・実は我が地方では、大陸からの湿った風が、日本海側に大雨や大雪を降らせると、日本アルプスで湿気が無くなった空っ風となって、主に群馬県方面からの超強風・通称「赤城颪」となって吹き荒れて、我が家は畑の中の一軒家なので、辺り一面冬場は砂漠と化した畑は砂嵐を巻き上げ、我が家はまさに「砂の嵐に隠された」状態になってしまい、ますます「バベルの塔」に親近感を持ってしまったのですよ~!!!
  ま、砂嵐が室内に入らないように密閉したり、毎年大変なんだけどネ!「三つのしもべ」はいないけど、「ロデム」みたいな黒ネコは飼っていました。

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2 コメント

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Unknown (NAK)
2007-02-26 22:43:15
個人的には大人になった坂田次郎くんと郷さんの再会が見たかったです。
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次郎くんの「ウルトラ5つの誓い」再び・・・ (破李拳竜)
2007-02-27 21:56:24
>NAKさん。

  そうですね、私も次郎くんと郷さんの再会が見たかったです。そしててっきり「ウルトラ5つの誓い」が再現されるのか?と期待していました。
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