読書感想文。

メインは読んだ本の記録です。

「千里眼とニュアージュ/下」を読んで。

2009-05-27 22:00:01 | 作家さん/ま行
松岡圭祐さんの「千里眼とニュアージュ/下-クラシックシリーズ10」を読了しました。

上巻に続き下巻も楽しめて、満足度は75%です。

「努力しなくていいから、天才っていうんだ。生まれながらの才能、そいつがあれば、ただ生きているだけでも人より勝ってる。人から尊敬される。当たりクジをひいたようなもんだ」

文中ではこの考えは否定されていますが、私もこんな風に思っちゃいます。

「努力をせずにただ幸せがやってくるのを待つ人々と、努力を重ねてきたきみを同一視してしまうのか?」

努力か・・・。
忍耐とか根性とか努力とか馬鹿にしていたツケが回ってきている気がします。

「納税額ゼロで無気力、無能力ながら、民主主義の庇護のもとに福祉を食いものにしている輩ども。虫唾が走ると思わないか?」

自分もそっちに行かないとは限りませんが、そっちの世界に行ってしまった方が楽に生きて行けるんじゃないかと考えることがあります。

・・・今日はすごくショックでした。

お昼にニュースで栗本薫さんが亡くなったと知って、午後は仕事にならないほど頭の中はそのことでいっぱいでした。

ついこの間グインサーガの126巻を読んだばかりで、今後の展開が楽しみになってきたところだったのに・・・。

未完で消化不良のまま終わってしまうのが残念です。

それでは、また。