近江フィールドワーク

琵琶湖の淡水魚を中心とした、下手の横好き素人ブログ。内容を信ずるなかれ!

GWはガサウィーク 最終日

2007年05月10日 08時35分55秒 | ガサガサ調査
 GWはガサウィークの最終日。妻子が翌日帰ってきますので、ガサガサの旅もこの日が最後、気合を入れます。
(子供の日なのにねー)

5月5日AM6:30
 雨が降るとの話がありましたが、天気は持ちそう。
朝飯は車で食べることにして早速出発!

この日の目的はウツセミカジカ・ウキゴリを狙って見たいと思います。

AM7:30
 現地に到着。既に沢山の先客が・・・何故?
現地には、かなりの数の釣り人たちが来ています。
渓流では無いので、何を釣りにきているのだろうか?
何釣りにしても、ガサするのは気を使う・・・
本流を離れて、溜りや人気の少ないところばかりを狙います。

          
   とある事情によって、フィールド写真はこれだけです。川説明も無し。

隅っこで地味に、音を立てずにガサ開始・・・。分流した浅瀬の溜りをガサガサすると・・大量のヨシノボリ!抱卵個体も多数網に入ります。生息数は、前日の川を遥かに越えるかもしれません。

続いて、
                   
 ザリガニ、スジエビ、カワヨシノボリ、トウヨシノボリが一度に網に

更に、
          
 大き目サイズの抱卵スジエビも、よく網に入ります。産卵シーズンですね。

順調に成果が上がらないため(つまり全然だめ)、
人気の無い深みでガサを行います。
すると・・・

          
 鮎捕獲!釣り人の目的は、恐らくこいつですね。鮎捕りが目的と思われたくないので、写真を撮って直ぐに放流しました(うみ氏は成功したが、飼育は厳しいしね)。

深みはダメだ、鮎がいるから。そこで、また浅瀬に戻って茂みをガサガサ・・・
ウツセミカジカ・ウキゴリ捕獲!ウツセミカジカは琵琶湖に戻る前なのか、小さな個体ばかりです。
本日の目的が達成できたので、あとは当ても無く流れの茂みをガサガサすると・・・

          
  巨大シマドジョウ発見! きつねさんが捕まえた奴と一緒だろか?親指よりも太い!お前は何者だ!というような体型です

もっと彼らがいないか?ガサガサしていると・・・

網に見覚えのある メタリックグリーンの体 + 朱色の鰓 の魚が・・・
網を引上げず慌ててリリース・・・

ハ○ヨ捕獲未遂!
捕れても、直ぐに逃がせば罪にはならないのですが、周りには釣り人が多く、変な疑いを掛けられたく無いもので、写真も撮りません!これがフィールド写真を公開できない事情でした。

ハリヨが生息しているので、ガサを控えようと戻る準備をしていると、
本格的な装備?でガサしている人を発見。

          
 お話を伺うと、エビ漁をする漁師さんということでした(トリコかどうかは不明)。
その漁師さん、ハリヨの生息茂みを荒々しくガサガサ・・・
ハリヨがいますとも言えませんし・・・
産卵シーズンですが、大丈夫でしょうか・・・不安だ。
魚は何が捕れてもリリースしている様ですが、
巣が荒されるのでは無いかと心配です。
無力だ・・・どうすることも出来ない・・・

AM10:30
ハリヨ繋がりで、続いては餌捕りを行いました。

          
 流れの無い綺麗な水の水路で、ミズムシ・ヨコエビを大量採取!帰宅後に分別してハリヨさんの餌にします。


PM0:30
 折角ウツセミカジカを捕まえたので、
          
 来てしまいました、何時ものカジカの生息地へ!こちらも渓流釣りの方が大勢来ていますが、この崖崩れ斜面を滑り降りるポイントには、勿論誰もいません。

 じっくりとガサ開始!前回の卵が孵化しているはずなので、チビカジカを探してみます。先ずは、岸辺でチビタカハヤの群れを発見!彼らは、生餌として持ち帰ってもミルミル大きくなってしまうので、捕獲はせず。そんな中、やたらと泳ぎの速い稚魚を発見!
何度も逃げられ、20分くらい格闘してどうにか捕獲。次に、目的のカジカを狙い石の下をガサガサ・・・
          
 こっちのカジカが捕れました・・・落葉の保護色のカジカガエル・・・
この後も、チョコチョコと魚が捕れましたが、チビカジカは発見できず・・・
恐らく、無事孵化していたとは思いますが、自分の目で確かめたかった!

PM2:30
楽しかったガサウィークも終了です。有難うお魚達!


          
 本日の成果1。ウツセミカジカもウキゴリ、トウヨシノボリ・カワヨシノボリ等のハゼの仲間が多く捕れました。

          
 本日の成果2。カジカとアマゴ(速い稚魚)、タカハヤが捕れました。

          
 本日の主役でかドジョウ。画像ではこの大きさが伝わらないのが残念。

          
 ウキゴリ。珍しい種類では有りませんが、未紹介個体なので採取したかった。  

          
 アブラハヤ。成魚サイズなので持ち帰りはせず、リリースしました。

          
 ウツセミカジカ。一度採取したことが有りますが、再び挑んでみました。

          
 カワヨシノボリ。この川のメイン魚種で産卵シーズンでした。

          
 カジカとウツセミの比較1、上からの撮影。上の個体がウツセミカジカ。

          
 比較2、側面からの撮影。上の個体がウツセミカジカですが違いが微妙。


GW中で新たに出遭った魚たち
アユ アマゴ トウヨシノボリ ウツセミカジカ ウキゴリ ハリヨ
 計6種  GW中の累計21種

上流域ばかりしか狙っていませんが、GW中の累計21種の魚に出会うことができました。 

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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ウツセミカジカ!! (うみへび)
2007-05-10 12:32:49
いいですねウツセミカジカ。
温度上昇にも多少は耐えられるんでしたっけ、
それだったら飼えるかなあ……

今はうちの渓流魚水槽は毎朝2リットルペットボトルを
凍らせたものをぶち込んで何とか凌いでいますが
これより先の時期になるとそれも無理そうです。

カジカ可愛いから飼育したいんですけどね~
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ウツセミカジカ (ryu-oumi)
2007-05-10 12:53:16
>うみへびさん
 ウツセミカジカは長崎まで郵送しても、1匹も落ちませんでしたのでカジカより丈夫と思われます。(私は、水質悪化で落としてしてしまいましたが)
 私はハリヨ様専用に水槽クラーを買いましたが、未だに使用していません。カジカより、ハリヨの方が温度耐性があるかもしれません。
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ウツセミカジカ (きつね)
2007-05-10 23:11:55
浜松の天竜川にも生息しており、先週戦利品のウツセミカジカを見せて貰ったところです。

カジカとの違いを勉強中。
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違いが… (懐畔泥鰌)
2007-05-11 00:21:32
私には区別がよく解りません…。
頭のでかさが好きなんです。
先回のガサで見せて貰ったカジカには、細かく小さいですが、結構、鋭い歯をもっていましたね。
あれで一呑みされたら…。
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Unknown (ryu-oumi)
2007-05-11 08:11:25
>きつねさん
 全く知らない場所で捕まえて、現地で判別しろと言われると厳しいですね、特に小さな個体は・・・滋賀県の場合、琵琶湖やその流入河川の河口付近なら、まずウツセミカジカですが、やや上流域ですと判断し難いこともあります。鰭条数を数える作業も大変ですしねー

>懐畔泥鰌さん
 カジカを捕まえて持ち帰ると、何時も他の魚の数が減っています・・・。あの歯ですから、ヨシノボリなんて可愛いものですね。
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