大阪龍馬会

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武市半平太:所持の手槍、三鷹のコレクター公開へ

2010-06-05 00:01:00 | 幕末ニュース
 幕末の勤王家、武市半平太(1829~65年)が所持していたとみられる槍(やり)が三鷹市のコレクター、丹生(たんしょう)末雄さん(85)方で近く一般公開されることになった。

 丹生さんによると、この槍は約30年前に青梅市の所有者から買い取った。NHKの大河ドラマ「龍馬伝」がブームになっていることから思いついて収蔵品を調べたところ、坂本龍馬の盟友だった武市半平太所持と伝えられる槍を確認した。約1・3メートルと通常より短く手槍と見られ、保存状態が良い。穂先は約10センチ。穂先の根元部分に「瑞山應好 行秀造」(瑞山の好みに応じて行秀造る)「文久癸亥(みずのとい)」と刻印されている。瑞山(ずいざん)は武市の号、行秀は土佐藩お抱え刀工の左行秀(さのゆきひで)、「文久癸亥」は武市が切腹する2年前の1863(文久3)年に符合する。

 武市は土佐勤王党の盟主で、藩論を尊皇攘夷(そんのうじょうい)に転換させる活動を繰り広げたが、前藩主の山内容堂に切腹を命じられる結果となった。丹生さんは「刻印の内容が武市に直結する。間違いなく武市が愛用していたと思う。これを護身用に所持して京都や江戸で活動していたのでしょう」と思いをはせている。

 丹生さんは同市下連雀3の自宅1階で、太宰治ゆかりの品を中心に300点以上のコレクションがある「街の小さな小さな文学館」を、入館無料で運営している。月間200人ほどが訪れる。「武市半平太の手槍」も加わわってさらに人気が高まりそうだ。


6/2 毎日新聞

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