遊煩悩林

住職のつぶやき

いやな汗とメモ

2014年09月08日 | ブログ

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「いのちを奪う原発」というテーマで開催された隣組の同朋大会。
実行委員長から「福島のこどもたちを三重へプロジェクト」http://booses.net/の活動報告をしてくれということで、日程中に貴重なお時間をいただきました。
本来ならプロジェクトの委員長もしくは副委員長が担当するところですが、それぞれご都合がつかず白羽の矢が刺さりました。
大会の講師はジャーナリストの鎌田慧さん。パネルディスカッションのパネリストは真宗大谷派教学研究所長をつとめた玉光順正さん、東本願寺解放運動推進本部の山内小夜子さん。そしてコーディネーターは宗議会議員の訓覇浩さんという先生方が見守って?いただくなかで、あまりよくない種類の汗をかきながらスライドショーを交えながら約20分、プロジェクトの報告とご支援のお呼びかけをさせていただきました。
会場となった松阪市の飯南産業文化センターのエントランスにはプロジェクトの特設ブースを設置いただき、たくさんのご支援をいただきました。
ご参加いただいた皆さま、実行委員の皆さま、南勢2組の皆さまありがとうございました。
さて、当日の朝、コーディネーターの訓覇氏と打ち合わせ。
午前は鎌田慧先生のご講演。午後1時30分からプロジェクトの報告に引き続いてパネルディスカッション。最後に質疑応答で、福島プロジェクトさんに振るから、パネルディスカッションを受けての感想や、プロジェクトの方向性、個人的なご意見を3分程度でお話しください、と。
活動報告は聞いてましたが、それは聞いてなかった・・・。
とにかく講演を聞き、昼食もろくに喉を通らないままプロジェクトの報告、汗を拭いながらディスカッションに耳を傾けつつ、与えられた3分間を埋める言葉を探しました。
ところが、です。まさか?の会場からの質疑が想定を上回り、閉会予定の4時を過ぎて閉会式となったのでした。
有り難いことに、再び変な汗をかかずに済んだわけですが、ただ手元に残ったのは、与えられた3分を埋めるメモ。
結局、世に出ることがなかった言葉をここにつぶやいておきたいとおもいます。

今朝の新聞2014.9.7中日新聞に、福島第一原発の汚染水と格闘する作業員の話題がありました。汚染水を凍らせる計画ですが、なかなか凍ってくれない汚染水を凍らせる作業のために24時間、4交代制で氷を投入し続けているというものです。別のページ(8面)には、(「空から見た汚染水問題のいま」と題して、航空写真にわかりやすいイラストで説明してある)作業員は「一日0.4ミリシーベルトも浴びてしまう」とありました。
今朝の鎌田先生のご講演、そして今のパネルディスカッションを伺って、「こうした被曝という犠牲を伴う原発を許す社会に、果たして私たちは耐えられるのか」という視点をいただきました。
自分や自分の子どもが被曝するんじゃないからといって黙って見過ごすならば、それは犠牲を是とする、つまり「被曝してもいい人」を生み出す差別社会といっていいのではないでしょうか。
また、先日は、自衛官の自殺率について、一般の人にくらべて1.5倍になっているという報道(2014.9.3中日新聞)がありましたが、やはり集団的自衛権の問題を含めて、やはりこうした「差別と犠牲のシステム」に耐えられない人間の現実をみたときに、この原発の問題を「人権問題」として見ていかなくてはならないと感じました。
人権問題は私たちにとって、宗教的課題といっても信心の課題といってもいいと思います。
今回の同朋大会のチラシにある「いのちのかがやく世界を」という鎌田先生のメッセージの冒頭に「いまほど、いのちが粗末にされている時代はない」「自殺者は少し前まで3万2千人を数えていた」とありますが、いったい誰が誰のいのちを粗末にしているのかと考えさせられました。
原発を許すということは、実はじぶんのいのちさえも粗末にしていくことに他ならないということでしょうか。犠牲を強いる社会に、悲鳴を上げるのは実は自分自身じゃないかと思います。

と、こんなメモ。これはプロジェクトの立場ではなく、あくまでも私個人の意見です。
幸か不幸かコメントすることはできませんでしたが、おそらく皆が感じたそういった気持ちに対して、はっきりと「時代と社会を変えるのが念仏だ」と、それは「自分を変える念仏である」と言い切っておられたパネリストの言葉が心に刻まれました。
活動報告を手伝ってくれたスタッフ、ブースを担当してくれたスタッフ、プロジェクトのグッズやのぼりを桑名から運んでくれたスタッフのみんなありがとう。

http://6248.teacup.com/booses/bbs/41

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2 コメント

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ねんごろなる案内状を戴き誠に有難うございました... (釈淳生こと荒山淳)
2014-09-10 15:44:01
ねんごろなる案内状を戴き誠に有難うございました。9月23日宜しくお願いいたします。坊守様・御新発意さま・お同行様にもお会いできることを楽しみにしております。なんまんだぶつ
二伸・米澤君FBにもUPさせて戴きました。あしからず
釈淳生さまこと淳さま。 (釋了典こと米澤典之)
2014-09-11 12:01:04
釈淳生さまこと淳さま。
こちらこそご入念たるご確認をいただき誠に有り難うございます。
心してお待ちしております。
どうかよろしくお願い申し上げます。

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