中村亮太の活動日記

加古川市のために走り回る中村亮太のブログです

比例ってどんな制度なん?

2017-10-22 23:11:06 | 活動
総選挙の投票日ですね。
予想通りの出口調査と予想ですが、最終的な結果はもう少しかかります。

しかし、加古川では降ってわいた総選挙と台風対応、もともと用意していた青流戦と職員さんは大忙しな日となりました。
本当にお疲れ様です。
なお、今日予定されていた防災訓練は中止になりました。
自然には勝てませんね。

さて、総選挙ですが、意外に小選挙区と比例について知らない方が多いと感じています。
これは経験則からくる感覚ですが、大学生のインターンで絶対にやる講義で、基本的に苦労するところです。
中学や高校でキッチリ学んでいないということになるかもしれません。。
公民でやるテーマかとは思いますが、受験に関係ないからというのもあるかもしれませんね。

衆議院選挙は「小選挙区比例代表並立制」となっています。
字面そのままですが、小選挙区と比例代表が並立しています。
で、兵庫県では12の選挙区があります。
なので、選ばれる議員は12人ですね。
それとは別に、近畿全体(兵庫・大阪・京都・滋賀・奈良・和歌山)で28人の議員枠があります。

小選挙区は1人だけなので勝ち負けが分かりやすいですが、比例はわかりにくいですね。

まず覚えて頂きたいのは、「惜敗率」と「拘束名簿式」という単語。
テストに出ますよ(笑)

皆さん選挙に行ったときに、比例の投票用紙をもらって、「政党名を書いて下さい」と言われますよね?
比例の議席数は、その政党の得票によって振り分けられます(ドント式と言う方法で決められます)。

その中で、例えば自民党が10議席と決まれば、それを名簿の方々から選んでいくわけです。
で、その選び方のルールが「惜敗率」と「拘束名簿式」なのです。

まず「拘束名簿式」
名簿が拘束されているということですが、これは順位がということです。
1位から順番に議席が振り分けられますので、上の方が有利です。
比例単独立候補の方は順位が上になりますね。

とはいえ、全員が順番付けされているわけではありません。
小選挙区の立候補者も重複で立候補できるためです。

では、その重複立候補の方をどう順位付けするのか。
それが「惜敗率」です。

惜敗率とは読んで字の如く、負けたけど惜しかった率。
計算としては、その人の得票÷当選者の得票×100(%)。

その率で上から順に当選していき、比例の議席数までが当選します。
当然、小選挙区で勝った人はそちらが優先されます。
なので、凄い風で場合によっては小選挙区で勝ちすぎ、比例が足りないことも出たり。

まとめたのが、この図。
毎回のインターン政治講座のスライドで、8議席でやってますが。
なお、上が重鎮・あと若手とありますが、わかりやすくしているためです。




さて、最終的にどうなるかは明日以降ですが、自公政権が続きますし憲法改正論議も出てきます。

今回の投票に責任をもって見守りたいですね。


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