中村亮太の活動日記

加古川市のために走り回る中村亮太のブログです

地域医療を考える

2013-01-26 23:31:36 | 活動
今日は「地域医療を考える」という題で市民公開シンポジウムが行われました。

二部構成で、
第一部:「がんと向き合って」鳥越俊太郎氏
第二部:パネルディスカッション

となっています。

まず第一部ですが、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏が自身のがん体験を語られました。

鳥越さんは大腸がんにかかり、そこから肺・肝臓への転移によって計4回の手術を受け
られたそうです。
ただ、腹腔鏡手術(肺は胸腔鏡)のため、3日で退院、翌週から仕事をしていたそうです。

そうした医療の進歩はあるものの、現在の医学でもがんは克服できていません。

そして、がんは痛みなどを伴うような自覚症状がなく、自覚症状が出た時には手遅れです。
ですから、「自分で見つけに行く」ことをしてほしい、とのことでした。

お話は、自身の体験をコミカルに語られ、笑いをとるもので、とても面白く聞かせていただき
ました。

第二部のパネルディスカッションは、地域医療関係で有名な伊関教授がコーディネーターで
話を進められます。

パネラーは4名
樽本加古川市長
宇高加古川市民病院機構理事長
枝川加古川医師会会長
富永西脇小児医療を守る会代表



今回の統合を進める行政・医療・そして他市の方ではありますが、患者というそれぞれの立場
から話をされていきます。

なお、富永さんには、学生インターンとともに以前お話を聞いたこともあります。
昨年9月1日です→http://blog.goo.ne.jp/ryota19810404/d/20120901


宇高理事長や枝川会長からは、医師の立場から、現在は病院の医局が医師を派遣するような
時代ではなく、医師が病院を選ぶ時代だとの話がありました。
そのため、地方の各地で医師不足が起こっているのです。
新卒で8,000人が医師となりますが、そこに13,000の病院がオファーを出す状況とのことです。

だからこそ、そうした医師たちが集まってもらえるような病院を作ることが大切なのです。
そして、これまでのように若い医者をモノとして、単純な労力としてだけで見ないで欲しい
ということでした。

私は、今回の病院統合については、地域医療を守る観点から賛成の立場です。

シンポでもありましたが、以前のままの2つの病院では遅からず潰れていたと思います。
医師が集まりやすい環境が揃えられなかっただろうと思うからです。

また、いまのまま残せという声もありますが、病院棟や機器の更新費用などを考えると、
どの道かなりのお金はいります。
投資を集中する意味でも統合して高度医療を提供できる方が、将来のためにも良いと思います。

とはいえ、今回の統合話は、住民への説明が足りなかったのも事実だと感じます。
そうした声もありました。

ですから、こうしたシンポだけでなく、町内会などでも、しっかりと説明すべきと考えます。
宇高理事長も「呼ばれれば、どこへでも行く」とおっしゃいました。

伊関教授も「これからの医療は住民も当事者意識をもつことが必要」と言われましたが、だからこそ
全市一体となって病院統合に向かわねばなりません。

そのために、病院・行政はもとより、議員もしっかりと活動せねばなりません。



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