中村亮太の活動日記

加古川市のために走り回る中村亮太のブログです

請願第6号「TPP交渉からの撤退を要求する請願」についての態度表明

2013-11-29 20:30:02 | 市政
●請願第6号 TPP交渉からの撤退を要求する請願につきまして、市民クラブを代表し意見を申し上げ態度表明したい
と思います。

●当請願についての請願事項は、2点で、1つはTPP交渉の内容を国民に開示すること。もう1点はTPP交渉から撤退
することであります。

●TPP(環太平洋経済連携協定)については、10月にインドネシアにおいて、日本やアメリカをはじめとする、交渉
参加国12か国が首脳会合を開き『包括的でバランスのとれた地域協定を年内に妥結する。』という声明をまとめ、会合が
終わりました。また、現在においても、輸出入品に係る関税などの大半の交渉分野は、各国の駆け引きの状態にあり、
今後とも協議が難航するものと思われます。

●そのような中において、国内においても政府自民党が『聖域』としてきた農業の重要5項目586品目について、関税を
撤廃できる品目はないか、検証を始めている状況となっています。

●当請願においても、主に農産物重要5項目が守れるか、また、国益を守れる保証があるのか、更には情報公開が不十分
ではないかということが理由に記載されています。

まず1点目の『TPP交渉の内容を国民に開示すること』については、我々国民に十分な情報や説明がないまま秘密裏に
TPP協議が進められているような状況もあり、国民に不安が広がらないようしっかりとした説明をするべきと考え、賛同
できる内容であります。


●2点目の『TPP交渉から撤退すること』については、現在国内では特にTPPへの関心が農産物の関税問題に偏りがち
ではありますが、農業以外にも、工業製品や知的財産、金融、環境など様々な分野があります。特に日本の農業については、
高齢化や後継者不足でTPPの参加可否に関わらずしっかりと国がリーダーシップを取って農業政策として考えていかなけ
ればならないことだとも考えます。一方で、人、物、金が国境を越えるスピードが飛躍的に高まって、その範囲が地球規模
で高まる中、日本がTPPに参加しなければ、資源の少ないわが国が、ものづくり立国として成り立たないと考察します。
更に、日本の経済活動に対する負の影響というものも計り知れず、市場を喪失する恐れがあると同時に、生産拠点の海外流出
など、それに伴う喪失も大きいものと考えます。

●また、先日(11月26日)の参議院決算委員会で首相は、『守るべきものは守り、攻めるべきものは攻める。国益にかなう
最善の道を追求する。』と述べています。そういう中にあって、今後のTPP交渉は日本の国益にとって、総合的に考え、
プラスになるのか、マイナスになるのか考えなければならないと思います。総合的に考えマイナスとなるのであれば、脱退
ということも当然考えなければならないと思いますが、日本が世界の中で生き残っていくためには、日本にとってプラスに
なる交渉を現時点では続けるべきだと考えます。

そう言う理由から2点目の撤退ということには現時点では賛成できませんので、一部採択はできませんから、本請願には
賛成できないことを申し上げ、市民クラブの態度表明といたします。
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12月議会スタート

2013-11-29 20:22:02 | 活動
今日はかなりの冷え込みでしたね。
車のフロントガラスもカチカチでした。

そんな本日から、加古川市議会は12月議会がスタートです。

初日の今日は上程議案の説明と、休会中に出ていた請願の審議です。

請願はTPPからの撤退を求めるもの。
農業関係のことが主に書かれているということで、建設経済の所管となったため、
私が委員長報告をしました。

委員会においては不採択、本会議でも討論がありましたが不採択となりました。
TPP自体は、現状のままであれば不参加であるべきとは考えていますが、請願は
内容や求めていることについて考えが違いましたので、会派としても不採択。

理由は別途あげますのでご覧ください。

12月議会の会期は12月10日まで。
週明けから一般質問です。
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