ONE DAY: RYOKAN's Diary III
誰にだって訪れるさ どうしたって悪い日は 地雷と番犬と腰に機関銃 ドイツ製でもダメでしょう
 



JR東海が名古屋港金城埠頭に博物館を建設すると発表した。展示予定車両数35両というから、昨年大宮に移転オープンしたJR東日本・鉄道博物館が36両(+1)とほとんど同規模ということになる(ただし床面積は半分程度。なお大阪・弁天町の交通科学博物館は約20両)。
 現在、飯田線の佐久間レールパークやJR東海浜松工場等で保存している車両の大半が新博物館に移動するはずで、東海道新幹線車両の0系・100系(先頭車+二階建食堂車)・300系(博物館開業の頃には引退・廃車がかなり進行しているはず)やリニアモーターカー試作車などが並ぶことになる。もしかすると浜松に保管してあるはずの新幹線試作車両300X(もう一方の先頭車は米原のJR総研大型風洞施設に東日本・西日本の試作車両と並んで展示してある)も博物館に展示するかもしれない。
 佐久間レールパークは飯田線の中部天竜駅にあった機関区跡地を利用して設置されたが、手狭で保存車両の全てを展示しきれないことと都心からやや遠いこと、屋外展示のため貴重な車両が風雨で傷みやすい(これは小樽市総合博物館(旧交通記念館)や横川の碓氷峠鉄道文化むらでも抱える問題だが)こともあり、またJR東日本・西日本が以前から本格的な博物館施設を所有しており(といっても国鉄から引き継いだだけだが)最近になって九州でも九州鉄道記念館が整備され、四国もごく小規模ながら四国鉄道文化館が建設され(小樽の交通記念館は元々は国鉄が開設したもの)、以前から東武東急東京メトロなど博物館を所有している民鉄もあり、JR東海でもいずれ本格的なものを建設する計画はあったのだろうと思うが、ここにきてようやく、という感じである。

もともとJR東海の須田前会長(初代社長、現相談役)が鉄道マニアで、たしか現在は鉄道友の会会長にも就任されている筈だが、JR東海の貴重な車両の積極的な保存(「しなの」でデビューしたキハ181系の1号車がJR四国で廃車された後にわざわざ引き取ったりしている)や佐久間レールパークの開設、博物館構想などはすべて須田氏の指示という話なのだけど、後任の葛西現会長が経済人としての観点からの言動が目立ちJR東海の施策も経済面重視になっていったので、博物館構想もお蔵入りだろうなと思っていた。
 大宮の鉄道博物館が開業後たいへんな人気であることから、博物館への投資も十分ペイすると踏んだのかどうか。もっとも金城埠頭はJR線でなく(線路敷地はJRが所有しているが)あおなみ線で行くしかないので輸送面で儲かるわけではないだろうけど(開業以来赤字続きのあおなみ線にとっては嬉しいニュースだろう)

名古屋近辺の企業博物館といえばトヨタ博物館産業技術記念館などトヨタ関連が有名だが、ノリタケの森銀行貨幣資料館(UFJ、旧東海銀行)、ミツカン酢の里なんかも面白い。個人的にはJRも作るんだしぜひ名鉄も本格的なものを(可児に資料館はあるが事前予約制かつ平日しか開館しておらず、名古屋からはやや距離がある上に狭く車両展示もない)と思うが、なかなか難しいだろうな。
 


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