ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

事故

2014-11-09 22:48:35 | Weblog
いつかこういう事故が起きるだろうなあとは思っていた。
中国人は、他人の導線なんか考えない人種である。
ひたすら自分の領土だけを主張する人種である。

上海にいたころ、何度かフィギュアスケートを見に行ったけど、
いつもマナーがない中国人選手の態度に危険を感じていた。
ついに起きてしまったなあ、という感じだ。

それにしても、まさに日本人の中国嫌いに拍車をかけるような事故。
日本人のほとんどは「やりやがったな」と思ったろう。
そして、中国人のほとんどは「単なる事故」と思ったろう。

まあ、とりあえず私が思うのは、人生というのは帳尻が合うもので、
いいときもあれば悪い時もあり、
大いなる運命のいたずらは、個人の力ではいかんともしがたく、
諸行無常の響きを感じるということだ。

今、わたしたちは、この一年に結果を出せと言われる。
もっと短くて、3ヶ月単位、1ヶ月単位で結果を求められる人も多いだろう。
でも、2000年前と比べても、人間は、脈拍も呼吸も速度が上がっていない。

仏教が生まれた当時のように、
今生だけでなくて、来世の祝福を求めて少しずつ功徳を積むという心は、
人を救ってくれる道なのではないだろうか。

アメリカから入ってきた成果主義。
でもこれは、キリスト教の神との契約がない私たちの国に、
その形式だけを移入しても、無理が出るものだったと思う。

そして、中国はアメリカとそっくりだと思う時がある。
たぶん日本だけが特殊なんだろう。

そんな日本でいいじゃないか。
グローバル化なんてしなくていいじゃないか。

そう思う時が増えた。