
日清食品『島耕作も愛した幻の立ちそば 虎ノ門 港屋 辛香るラー油の鶏そば』
辛さ満足レベル:☆+
旨さ満足レベル:☆☆☆+
虎ノ門にあったラー油蕎麦のお店『港屋』の蕎麦がカップ麺化されていました。
その名も
『島耕作も愛した幻の立ちそば 虎ノ門 港屋 辛香るラー油の鶏そば』
です。
"辛香る"は、なんて読むのかな?『しんかおる』?
島耕作はまんがかアニメのキャラクター(主人公)だったと思いますが、その主人公も通っていたという設定になっていたようです。
今でこそラー油を入れる蕎麦を出すお店や専門店はちらほらありますが、この『港屋』がラー油蕎麦の元祖かもしれません。
ここのお店は虎ノ門にあり、看板も出てないし窓もない(実際にはありましたが窓っぽくなかった)シンプルな店構えだったのですが、いつも行列ができていました。
僕は、行列が嫌いなのですが、友人に誘われて一度だけ食べに行きました。
「冷たい肉そば」という商品が有名だったんじゃないかな?
僕が食べたのもそれでした。ラー油の入った冷たいそばに豚肉が入っているものでした。
僕は冷それしか食べたことがなく、『辛香るラー油の鶏そば』は知らなかったです。
店内は変わったつくりになっていて、
ここのブログの上から2番目(広告除く)の画像(マンガのイラスト)にあるような感じで、真ん中に水の入った四角い大理石っぽいカウンターを囲んで立ち食いで食べるというユニークなものでした。
ちなみに、僕が行った日。まさにその肉そばを食べている最中に東日本大震災に遭いました。 肉そばを食べていたらグラっときて、テーブルの上の池の水がちゃぽんちゃぽんと波立って溢れ始めたんです。 店員さんが「外に出てください」というので一旦店の外に出たのですが、まともに立ってられないほどの揺れでした。
でも、揺れが収まってからまた店内に入って、残りを食べましたよ。
美味しかったのでもったいないなと!
まあ、後から日本の惨状を知ることになるわけですがね・・・・。
なので、味のインパクトよりも地震のインパクトが強かったのですが、美味しかったのだけは覚えていたので、また食べたいなとずっと思ってました。 その後もいつ見ても行列店だったので、なかなか行く機会がありませんでしたが、閉店してしまっていたのですね。
で、お店は閉店したのですが、カップラーメンとしてこの度商品化されたようなのです。
蓋の上に別添のラー油が付いています。

あちこちに漫画が書かれています。

このお店は島耕作という漫画にも架空ではなく実店舗が登場したことがあるようで、主人公が通いつめていたお店という設定だったようですね。
辛さレベルが書いてあって、5段階中の『1』ということです。
ほぼ辛味はないということですね。

蓋をあけるとこんな感じ。

具はそこそこしっかりしてます。
大切りのネギがいい感じ! しかし、肝心な鶏肉がしょぼいです。
湯戻し時間は5分。
出来上がりはこんな感じ。

なかなか美味しそう!!!
よく混ぜてから食べます。

美味しそうじゃーん!!
麺の食感はとても良いです。 油揚げ麺で、小麦粉多めではありますが、本物の蕎麦のような食感と風味!さすが日清食品です。
多分、麺だけだったら、カップ麺の蕎麦だとは気づかないかもしれません。
大切りのネギもいい感じ。
ただ、残念なのが、スープ。
味は悪くないのですが、甘すぎる・・・・。
これ、甘くなければ結構いい線いってるのに、残念です。
いつも言ってるけど、なんで日本人ってなんでも甘くしたがるんだろう・・・。
多分、お店のものもこんなには甘くなかったと思うんだけどね。
あと、ラー油感が弱すぎる。
この商品の一番の特徴なのにラー油の風味と辛味が弱いために、普通の蕎麦と変わらないような味わいになっているのが残念。
原材料

なんと、山椒や花椒も入っていたようです。
全然わからなかった。 隠し味で入れていたのでしょうかね。
僕はグルメでもなんでもないので、全然気付きませんでした・・・。