最近のアルバイト事情

さて、今大手 運送会社でバイトをしているんですが、倉庫内での作業です。

何台ものトラックが倉庫に集まり、荷物を台車に降ろします。

倉庫は番線ごとに分かれています。

新潟、長野、静岡、みたいに。


そして荷物の乗った台車を、

各番線まで持って行く、というのが仕事です。


台車はけっこー重くて力作業ですが、もう慣れましたね。


全国から集まってくるからか、いろんな荷物があります。

企業の商品がメインですね。

つまりどれもダンボールに入ってます。


饅頭とか、ダイソーの商品、プラズマＴＶ。

果ては工事現場のポール、車のバンパーまで。


物ならなんでもありですね。



さて、ある日の事。

ドライバーが荷物を降ろし終えたので、持って行こうとしました。

するとドライバーが


「それ、犬」

「はい」


愛知県に『犬山』という所があります。

実は県によっては、番線が４箇所ぐらいに分かれています。

ひとつの県じゃなくて。

まぁルート上の問題でしょうね。


この『犬山』で言うと、『愛知県』ではなく『春日井』という番線に持っていかなくてはなりません。

てな訳で持って行こうとすると、またドライバーが


「いやいや、それ、犬」


はっ？



『犬』と言うからてっきり『犬山』の事かと思ったんですが

どうやらそうではないようです。


何を言っているんだ？と思っていると


「それ、生きてる犬」


はい？？？？



持って行こうとした台車を見てみると、

プラスチックの箱が乗っています。

中を見てみると


犬だ（汗）



『生きてる犬』をカゴに入れて送ってるよ。


生もの１００％です。


『クール』にしなくていいのか？（そういう問題じゃない）



送り主は某ペットショップ。

個人宅まで送られるようです。



いろんなものを台車でさばいてきましたが

生きてる『犬』は初めてでしたね。



さて、送付先の番線に持って行き

ドライバーに伝えておきます。


じゃないと他の台車にぶつかっちゃう可能性もありますからね（汗）



送ってる途中に『死』なんで事になったら損害補償も大変でしょう。


「これ、生きてる犬です～」


さぞドライバーもビックリするかと思ったら

ドライバー、苦笑いです。


「前もあったのぉ～、生きてる犬（苦笑）」


度々あるかのよっ。




さすがです、ドライバー。

物だろうが、犬だろうが

送付先のラベルが張ってあれば何でも送っちゃいます（汗）


ある意味『プロ』ですね。



でもその『生きてる犬』を

他の荷物と一緒に荷台に乗せるのか！？


積み込みまで手伝ってないので、結果は分かりませんでした。

助手席に乗せられるといいね、ポチ。