マラソンの選考会が全て終わり、代表は明日正式発表ですね。男女共にほぼ決まっていますが。
ふと、各選考会のラップが気になったので調べてみました。代表者(仮)の前後半だけ書きます。
男子
佐々木悟(福岡)
2時間08分56秒(1時間03分30秒-1時間05分26秒)
北島寿典(びわ湖)
2時間09分16秒(1時間03分54秒-1時間05分22秒)
石川末廣(びわ湖)
2時間09分25秒(1時間03分54秒-1時間05分31秒)
女子
伊藤舞(世界陸上)
2時間29分48秒(1時間15分17秒-1時間14分31秒)
福士加代子(大阪)
2時間22分17秒(1時間10分28秒-1時間11分49秒)
田中智美(名古屋)
2時間23分19秒(1時間11分46秒-1時間11分33秒)
でした。いずれの選手もネガティブスプリットか、後半の落ち込みを2分以内に抑えています。
世界陸上での伊藤がネガティブスプリットなのはすっかり忘れていました。国内選考会よりタイムは落ちますが、夏の世界大会で後半上げるのは凄いですね。
ちなみに日本記録の場合は、
高岡寿成(2002 シカゴ)
2時間06分16秒(1時間02分29秒-1時間03分47秒)
野口みずき(2005 ベルリン)
2時間19分12秒(1時間09分19秒-1時間09分53秒)
でした。こちらも後半の落ち込みが少ないですね。
勝負がかかっている場合でも記録を狙う場合でも、前半から飛ばして成功する例は少ないかもしれません。当然と言えば当然の話ですが…(笑)
名古屋ウィメンズマラソン、田中と小原の競り合いは非常に見応えがありましたね。とりあえず、男女共にリオ五輪のマラソン代表はすんなり決まりそうです。
腕振りが気になっているのでそこに注目しましたが、岩出の腕振りが自分に近いような気がしました(肘の角度が90度以上、脇が少し開き気味)。
田中の腕振りは女子には珍しくほとんど横振りしてませんでしたが、素晴らしかったですね。ああいう形を目指したいです。
逆に野口はかなり横に振っている感じでしたが、昔と違いますよね。怪我の影響で走りのバランスが変わり、それが腕振りにも表れていたのでしょうか。
それにしても、田中と小原の争いになった際、実況アナが「気持ちの強い方が勝ちます!」と言っていたのにはげんなりしました。
各選手がそれぞれに重圧を背負い、様々な思いを抱いて大会に臨んでいる訳で、それは比較して強弱を決められるものなのでしょうか。競り負けた小原の気持ちが、田中より弱かったなんて誰が言えるのでしょう。
野球の話ですが、第1回のWBC代表だった里崎が「気持ちが強い方が勝つのではなくて、勝者が結果論として気持ちが強かったと言われるだけ」という趣旨のことを言っていました。全くそのとおりだと思います。
キルワですら21分台が厳しかったのに日本人にも21分台が期待できると繰り返したり、あの実況アナは興奮し過ぎていたように感じました。マラソンや駅伝中継で実況席が興奮していると、どうも冷めてしまうんですよね。箱根駅伝でよくあることなのですが…。
やっぱりNHKが中継するびわ湖は良かったなあ。
立川シティマラソンの写真が公開されたので、早速見てみました。
毎回肩や首に痛みが出るので腕振りに注目してみましたが、どうも左右で差がありました。右肘の角度は90度以下なのですが、左肘の角度は100度くらいに見えます。しかも、予想以上に脇が開いています。
一般的に肘の角度は90度以下が推奨されていますし、脇を締めてコンパクトに振った方がエネルギーロスも少ないでしょう。必ず左肩から痛み出す理由がわかったような気がします…。
ただ、フルの1週間前になって急に腕振りを変えるのはリスクがありますね。意識し過ぎて余計に力が入る可能性がありますし。もう少し早くわかっていれば…(笑)
今日は目標ペースで10km走る予定なので、とりあえず試してから考えます。
それにしても大会の写真って、けっこうなお値段ですよね。データで買いたいのですが、必要な分だけ買っても凄い金額になりそうです。何割くらいの方が購入されるんでしょうか。
購入者が少ないから単価が高いまま、単価が高いから購入者が増えないという悪循環がありそうな…。
立川シティマラソンレポの続きです。色々書いていたら時間がかかってしまいました。
前日までは雨模様で、気温が上がる予報だったので不安がありました。実際には雨は降らず、多少気温は上がりましたが日差しがないので暑さを感じず、好コンディションに感じました。
会場にはスタートの約1時間20分前に到着。大学生のハーフマラソン日本選手権を兼ねているので大学生であふれていましたが、アップ中に駒大の陣地で談笑する大八木監督と藤田コーチを見つけてテンションが上がりました(笑)
スタート~5km:22分16秒(4分17秒、4分28秒、4分27秒、4分32秒、4分32秒)(4分27秒/km)
早めにスタート位置に向かい、大学生を除けば前から2列目だったのでスタート後のロスはほとんどありませんでした。その代わり、周囲のペースが速く、次々に追い抜かされました。
それを見て冷静になり、ペースを抑える意識が強く働いたのですが、ラップは驚きの4分17秒。5kmまでキロ4分45秒のペースを予定していたのに、暴走と言っても良いくらいです。
その後はキロ4分40くらいまで落とそうと思い、徐々に落ち着いたのですが思ったほどは落ちず、5kmでキロ4分27秒ペース。さすがにこのペースが続くとは思えず、事前のプランとは真逆で後半に落ちることを覚悟しました。ただ、ベストを出すチャンスだとも考えていました。
5~10km:23分06秒(4分43秒、4分25秒、4分45秒、4分31秒、4分42秒)(4分37秒/km)
ここでようやく落ち着きました(ラップがかなりバラついているので、距離表示が合っていなかったのかもしれません)。
このあたりで早くも疲労を感じ始めていましたが、15kmまで我慢できればベストが出せる手応えはありました。
10~15km:23分33秒(4分48秒、4分40秒、4分42秒、4分40秒、4分43秒)(4分43秒/km)
多少のアップダウンはありましたが、それよりは徐々に色濃くなってきた疲労の影響でペースが落ちました。それでも最小限の落ち込みに抑えている内に15kmに到達。
最後まで何とか持ちそうだったので、ベストは固いと思い始めました。
15~20km:24分10秒(4分41秒、4分53秒、4分50秒、4分49秒、4分57秒)(4分50秒/km)
しかし16km過ぎ、右足首に急に痛みが出ました。
軟骨が普段しない動きをして、あちこちに当たって痛むような感覚でした。初めての痛みでしたが、走れない程ではなかったので走り続けました。ただ右足をかばうような走りになり、当然ペースは落ちます。
その状態で2kmくらい走ると痛みが和らぎ、普通に近い感覚で走れるようになったのですが、今度は一気に疲労感が襲ってきました。終盤のアップダウンも重なり、ペースはがた落ち。ベストが厳しくなります。
20km~ゴール:5分20秒(4分52秒/km)
結局ラストスパートもできず、ベストから30秒遅れでゴール。幸い右足首は多少違和感があるくらいで、歩く分には問題ありませんでした。
【総括】
タイム的には問題ないんです。前半飛ばして後半に失速したのも、これくらいの落ち込みであれば普段なら別に気にしないのですが、2週間後のフルに向けた調整としてはイマイチです。それにしても、なぜ皆さんあんなにスタートから飛ばしていたのか…。
ポジティブに捉えれば、今回は疲労を抜いたりせずに出ましたし、痛みが出たりバテた後でもギリギリのところで耐えられましたので、それはフルの終盤に繋がると思います。
後は疲労を取って無事にスタートに立てれば、3時間半切りはいけるはず!
立川シティマラソンのレポですが、久しぶり過ぎてレースのことをどのように書いていたのか忘れましたので悪しからず(笑)
さて今回の目標ですが、ベスト(1時間37分55秒)の更新は目標とせず、あくまでも2週間後の板橋Cityマラソンに向けた調整と位置づけました。
ベストを目指しても良かったのですが、1週間前までロング走をやっていましたし、体重も3kg程増えているので、始めからベストを狙うと負担が大きいと判断しました。
そこで、前半抑えて後半に上げるプランに。具体的なペースとしては5kmまでキロ4分45秒、5~15kmまでキロ4分40秒、15km~ラストでキロ4分35秒というイメージ。タイムは1時間37~38分くらいで、うまくペースアップできたらベストも、というプランです。
結果は1時間38分25秒だったので、タイムはプランどおりでした。ただし内容は…
~5km:22分16秒(4分17秒、4分28秒、4分27秒、4分32秒、4分32秒)(4分27秒/km)
~10km:23分06秒(4分43秒、4分25秒、4分45秒、4分31秒、4分42秒)(4分37秒/km)
~15km:23分33秒(4分48秒、4分40秒、4分42秒、4分40秒、4分43秒)(4分43秒/km)
~20km:24分10秒(4分41秒、4分53秒、4分50秒、4分49秒、4分57秒)(4分50秒/km)
~ゴール:5分20秒(4分52秒/km)
ということで、事前のプランとはまるっきり逆のレースになってしまいました。結果(タイム)は良いのに、内容がイマイチということで評価が難しい…。
詳細は次回に。