なんだかなぁな日も

みみもなおと同じ建物内の幼稚園に行き出し、毎朝教室の前まで送っていたけど

今日はそのはるか手前で、『今日はみみちゃんここから行く！』と言い

『いっぱい遊んでねぇ～頑張ってねぇ～』と言うと

『うん♪ママもがんばってねぇ～』と言って登校して行った。

秋のサッカーシーズンもはじまり子供達は大忙し。

それなのにまた・・・なんだかやる気のでないママ。

引っ越す前の隣人を新居に招待したいとか、お散歩仲間のアーリーンをお茶に誘いたいとか

考えることは考えるんだけど。『やらなきゃ』と思うことが多ければ多いほどやる気がなくなる。

 

だけど今日は火曜日だから、図書館にボランティアに行ってみた。

いつも通りジーンが　How are you？　と言う。いつもなら　good! で流すとこだけど

今日は　まあまあ・・・・・・と言った。『疲れてるの？』とジーンが聞いた。

確かに。今日は朝の３時に、家の中に、しかも寝室に入り込んだコオロギに起こされ、

物音を立てると鳴くのをやめる奴をなかなか発見できず、やっとつかまえて外に出すのに

１時間以上かかったから。でもそれだけじゃないような。

するとシンディーが　『寂しいの？』と聞いてきた。

ああ・・・そうかも。みんな学校行っちゃったから。寂しいのかな。

『わかるわ。私もそうだったから』そう言って慰めてくれた。

ジーンとおしゃべりをしながら、本の整理をしたり展示物の準備をしたりして時間が過ぎた。

帰ろうと図書館のドアを開けると、小さな男の子をふたり連れた若いお母さんが向こうから来たので

ドアを開けて待っていたら、その人は真っ直ぐにママの目を見て、輝くような笑顔で『Thank you so much!』

と言ってくれた。

こんな時ほとんどの人が”ありがとう”を言ってくれるけど、たいていはうつむき加減だし、こっちもそんなに

相手をガン見するわけじゃないから、目が合うことはあまりない気がする。

輝く瞳の、ママだけにむけられたその美しい女性の笑顔で、気持ちは一瞬で明るくなった。

 

何度片づけても散らかる部屋とか、何度洗ってもでてくる洗い物とか、ちっとも努力しない自分とか・・・・・・。

お金がないとか、ひとりぼっちとか、英語で書かなきゃならないメールとか、微妙な気持ちが伝わらないとか。

自分なんかいなくても別に何も変わらないんじゃないかとか。

 

そんな風に思える日が度々あったとしても、笑顔でいるのがいいよね。

やたらに笑顔でいてもバカっぽいし、ちっとも反応がなくてがっかりすることもあるけど、

たとえ笑顔を返してくれなくても、あとでこっそり元気になってくれるかもしれない。

 

ママが変態綺麗な女性好きってだけのこと？