ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

やっぱり心が和みます~都立薬用植物園の花~

2024-02-02 | 公園・庭園・名所

このところ、大きな病院に精密検査のため
通院しています。特に自覚症状はないんですが、
念のためによく調べたほうがよいといわれて、
受診しています。
心配するほどのことはないと思うものの、
正直のところ、何となく気になってます。

     

    
先日、胸のMRI検査を受けました。MRIは初めてです。
円形の太い筒の中に入り、じっとしていることは
苦になりませんでしたが、大変だったのが撮影です。

検査技師の指示は、
『撮影のたびに、吸い込む息の量が変わると映像が
ずれてしまいます。大きく吸う必要はありませんが、
毎回同じくらいの息を吸って止めてください。』 

息は10秒ちょっと止めてないといけないんです。
これが10数回なんです。

自分で撮る花の写真なら、ちょっとぼやけても
”まあいいか”ですが、病気があるかどうか詳しく
診るための撮影です。”まあいいか”とされては
困ります。
とにかく、
じっと我慢の時間でした。

病院通いは、やはり気が滅入ります。
こんなときは花の写真を撮るのが一番ですが、
今は花がほとんどない時期です。
東京都の薬用植物園なら何かしらあるはずです。





薬用植物園に入り、奥のロックガーデンに
向かうと、目にしたのはクリスマスローズです。
上の写真が有茎種のコダチクリスマスローズ、
二枚目がジョセフレンバーという種類です。
クリスマスローズは、クリスマスという名前が
ついているので、12月に咲くと思ってしまい
がちですが、本来は2月頃から咲くんですね。





これはスプリングエフェメラルの一つで、
セツブンソウです。ちょっとピントが
あっていませんが、1.5cmくらいの小さい花
が顔を覗かせていました。





これもスプリングエフェメラルとして
数えられるもののようです。
スノードロップです。



これは花ではなく、コウヤボウキの冠毛です。
コウヤボウキの花は9月から10月頃が開花期
ですが、これまで花を見落としていたようです。



これはオウバイ(モクセイ科)です。
花は2cmくらいだったと思います。
よく似たウンナンオウバイの花は4cmくらいで、
オウバイより一回り大きく、開花は3月頃から
のようです。


   
キダチアロエです。1月頃にはすでに
開花していたようです。



紅色で八重咲の桜です。
名前はエレガンスミユキ。
開花期が秋(11~2月)と春(3~4月)の、
二度咲きの桜だそうです。
あまり見ることのない品種です。



植物園の中にある小さな温室に入ってみました。

定番のブーゲンビリアです。
花弁のように見えるヒラヒラした感じの
”花びら”は、実は苞葉なんだそうです。



ランの一種でパフィオぺディラムというんだ
そうです。大きな花です。
まるで食虫植物を思わせる形です。





同じランでも、こちらはコチョウランです。
花の形がエレガントです。





クワッシア(スリナム二ガキ)というんだ
そうです。まだツボミなのかもしれません。



これも変わった花です。
アリマウマノスズクサだそうです。
変わった名前ですが、命名は牧野富太郎博士で、
六甲山で発見した植物なんだそうです。
カンサンさんから教えていただきました。
カンサンさん、ありがとうございました。



キルタンサスというんだそうです。
山野草にこんな形の花がありましたよね。
マルバルコウでしたっけ。
一緒にしては誤解のもとですね(笑)。



上の写真の花が聖木とは、今回初めて知りました。


説明書きによると、ムユウジュ(無憂樹)
という名前で、釈迦誕生の木と言われるもの
だそうです。




別の説明書きによると、「花まつり」は
本来この花を愛でるものだったそうです。



何度もみているカカオの果実です。
とにかくでかい。
よく見ると果実は樹や枝から直接出て
いるんですね。


いつの間にか花に引き込まれていました。
やはり花はいいですね。心が和みます。
病気のことなどすっかり忘れていました。

世界が平和でありますように!

コメント (2)
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