ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

少しづつですが秋を感じます ~牧野記念庭園:キツネノカミソリ、フユサンゴ、ロウバイなど~

2021-08-27 | 公園・庭園・名所

牧野記念庭園の続きです。

ここは牧野富太郎博士の居所があったところで、博士の歿後

1958年(昭和33年)に開園された庭園です。

300種類以上の草木類が生育しているそうです。

 

今の時期は花が少ないのですが、キツネノカミソリが庭園内の

あちらこちらに顔を出し、ちょうど見頃になっていました。

 

キンミズヒキの黄色い小さな花が咲き出していました。

キンミズヒキはバラ科で、タデ科のミズヒキやギンミズヒキとは

別種です。

残念ながら、ミズヒキやギンミズヒキのほうは、

うまく写真に撮れませんでした。

 

 

その他目にした花は、定番のヤブラン、

そしてタイワンニンジンボクです。

 

ところが、花に代わって見られたものが草木類の実です。

これはフユサンゴです。

オレンジ色です。だいぶ熟してきているようです。

 

ヤマシャクヤクの実がはじけていました.

派手な色ですが、あるはずの黒い種は飛んでしまったのでしょうか。

 

オトギリソウと名札が出ていました。

上の3枚目の写真のように、オトギリソウの花は黄色です

(東京都薬用植物園で撮ったものです)。

赤い実をつけるそうです。

今回撮った写真は、熟してきて茶色っぽくなってきたということで

しょうか。間違って撮ってしまったのではないと思うのですがー。

 

1枚目の写真は、ロウバイの実です。

この中に種がつまっているようです。

2枚目の写真(所沢航空公園)のような清楚な感じの花が

こんな枯れたような実になっていくとは、とても信じられません。

 

ムラサキシキブの実のようです。

 

アブラチャンと名札が出ていました。

一見おもしろい名前ですが、油の混合物といった

ごく普通の意味らしいです。

 

イイギリの実です。だいぶ高い枝についていますので、

良く見えませんが、熟しているようです。

 

定番のヤブミョウガですが、青黒い実がついていました。

白っぽい実が熟すと、こうなるようです。

 

このところ、蒸し暑い日がつづいていますが、草木の実を

見ていると、ほんの少しですが、秋の気配を感じます。

自然の移ろいは、気づかないうちに進んでいくようです。

コメント (2)
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