STARLIGHT NIGHTS

信州・塩尻から発信・・・   星空と美しい風景、そして美しい音楽とともに!

SWAN彗星(10/8)

2006年10月08日 | 彗星
6月に発見されたSWAN彗星が明るい。
先月末の近日点通過後、地球にも接近して、現在6等級。
今まで明け方の東天に見えていたそうだが、先日から夕方西空にも見えはじめた。
当夜はりょうけん座のコル・カロリのすぐ近くにいることが分かり、探しやすい位置だ。
6cm15倍双眼鏡を三脚に据えて、薄明が終わるのを待つ。まだ薄明が残る18時20分、彗星を捉えた。とても見やすい。双眼鏡の視野内には、次第に微光星が見え始め、スケッチをとった。淡い尾が東北東方向に伸びているよう・・・。
同視野には、コル・カロリとともにりょうけん座14番星が見える。この星は5.2等。これと比較すると、彗星は5.5等くらいか?

ハーモ美術館Ⅱ

2006年10月08日 | 絵画・芸術
2階ロビーから諏訪湖を望んで富士山が見えるとのこと。
折りしも悪天候だったが、次第に好天に向かいつつある頃。しかし、山の端にはまだ雨雲が残り、富士山の方向もこんな様子。でも次第に富士の裾野が見え始めたようだ。スッキリ望むことはできなかったが、おぼろながら、何となく富士の面影は望むことができた。(と思う)

ハーモ美術館Ⅰ

2006年10月08日 | 絵画・芸術
芸術と素朴をテーマにした展示。
アンリ・ルソーをはじめ、ボーシャン、グランマ・モーゼス、ボテロなど。必ずしも、馴染みのある画家ではないけれど、文字どおり素朴で親しみやすい作風の絵画ばかり。その分深みは感じられないけれど、ちょっとしたカジュアル感覚で鑑賞できる。
下諏訪にあるハーモ美術館、初めて訪れたが、ちょっと変わった構造。2階には、一度外に出てプロムナードを渡り、別の展示部屋へ入るといった凝ったつくり。ティーセント・ホールと名付けたピアノ(ベーゼンドルファー)を置いたちょっとしたホール(ここも展示会場)もある。
チケットにあるボテロ「アダムとイヴ」は、順路の一番最後で見られる。とても大きなサイズ(モデルも!)で印象に残った。
ここから諏訪湖を望んで富士山も見えるのですね。これは別項で。


四季の星空観察会(10月7日)Ⅱ

2006年10月07日 | 星仲間
いこいの森天文台にて撮影した満月。
設置してから初めてカメラを向けた。既に満月を過ぎ、西のリムがわずかに欠けている。シーイングが悪い中、集光力ある口径で短露出で済んだせいか、まずまずの写りか?
参加者少ない状況だったので、もっと見に来てほしかったところ・・・。

中秋の名月

2006年10月06日 | 星空
今宵は、中秋の名月・・・でも。
台風崩れの低気圧と秋雨前線の影響で雨まじりの天候。雨はさきほどからあがってきたが、名月はどにんより雲の中。
明日は満月。名月と満月の日はずれることがあるのですね。

「星を見に行く」 新装版

2006年10月04日 | 書籍・雑誌
えびなみつる著、誠文堂新光社刊。『星を見に行く』『続・星を見に行く』しし座流星群がテーマの『星降る夜』を1冊にしたもの。
いずれも、旧刊本を読んでいたが、なかなか面白かったので、合本されたこの新装版も購入した。
やはり面白い。繰り返し読んでしまった。
星見の初心を思い起こしてくれる。ふと日ごろ忘れてしまったこの初心を改めて噛みしめている自分自身に気づく。
『星の降る夜』
2001年11月のしし座流星群の様子。アッシャー博士による大出現の予報を元に、予想された観望記だったのだが、これは現実のものとなった。当夜の大出現を体験した自分自身にとっても、改めてその思い出に浸り、おもわず涙ぐむ。
『続・星を見に行く』の最終章「ほうき星の夜」。
4000年周期の超巨大彗星。1997年に現れたへール・ボップ彗星のことだが、これも、を思い出し感慨にふける。記述にあるサーチライトのような尾こそ出なかったが、当時1997年2月から5月まで、4ヶ月にわたり肉眼で見えていたという破格の大彗星だった。4000年後の人類は・・・?の危惧をしながら、一生に一度の彗星と記念写真。まさに一生ものの趣味を獲得した主人公に自分自身をオーバーラップしていた。
また繰り返し読みたい・・・。


月齢11

2006年10月03日 | 星空
久しぶりに雲間から月が・・・。
秋雨が解消したとおもいきや、ここしばらくぐずついた天候が続いた。
月齢11の月。
欠け際には、しめりの海とガッサンディ・クレータ、嵐の大洋とケプラー・クレータ、雨の海と虹の入り江がよく見える。
写真では、ブレブレ写りがいまひとつだったが、久しぶりの月面。しばし楽しむことができた。

セルのブルックナー 交響曲第3番

2006年10月02日 | 音楽(CD)
ジョージ・セル指揮、シュターツペレ・ドレスデンによる、ブルックナー!
1965年ザルツブルク音楽祭におけるライヴ録音。
買って気がついたモノラル録音。録音状態は多少気になるが、よーく聴くとオーケストラの美しい響きを捉え、ライヴならではの熱い演奏が収録されている。セルは機能性が高いクリーヴランド管弦楽団を率いていたせいか、理知的でアンサンブル重視の演奏を目指すタイプと思っていたが、ドレスデンの長い歴史のあるオーケストラとの共演ということで、豊かな響きの中あつい音楽を聴くこととなった。
全体的には早いテンポで、ブルックナーらしからぬ、アッチェランドをかけたり、フレージングを伸縮させ、音楽に多様な表情をつくっていく。このオーケストラ特有のしなやかな弦楽の音色、コクのある木管の音色、強奏しても決して耳障りにならず、ふくよかで柔らかい金管のひびき・・・、表現上ブルックナーらしからぬ部分もあるが、このオーケストラのひびきは、ブルックナーそのもの。セルの個性とこのオーケストラの魅力が良い相乗効果を生み出した感じがする。
最後のコーダでは、見あげるような大きい聖堂が完成したような錯覚を覚えた。