STARLIGHT NIGHTS

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ミラ

2007年02月16日 | 変光星
ミラ型変光星の代表格、くじら座のミラが明るい。
4日ほど前の観測(写真)では光度2.3等。くじらの頭にあたるα星と並ぶ明るさに達している。予報でもちょうど極大頃。
さてミラについて・・・。ミラ型変光星は晩年の恒星で、数百日周期で膨張収縮を繰り返し、それに伴って周期的に光度が変わる恒星のこと。こうした恒星は、赤い色が特徴で、実際は分からないが、その直径は太陽の数着倍にも及ぶという大きな星だ。その中でもミラは最も明るいミラ型変光星。光度は2等台から10等台の間で変わり、周期は約330日。極大光度は周期のたびに変わり、4等台という暗い極大に終わることもよくある。2等台の極大はかなり明るい方。写真では、9等台の隣接した恒星も見えている。

先日発見された、さそり座新星(発見者は日本人、その後V1280 Scoと命名)。発見当時は8等ほどだったが、その後、さらに明るさが増し、昨夜海外の観測では3等台(!)に達しているという。ちょっと見てみたい気がする。
ちょうど来週20日には、自然と歴史講座で「星の話」をする予定。資料づくりも兼ねて、新しい星の写真を撮ってくるつもり(ついでに新星観望も)だったが、昼間好天だったものの夜は雲に阻まれてしまった。




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