STARLIGHT NIGHTS

信州・塩尻から発信・・・   星空と美しい風景、そして美しい音楽とともに!

ペルセウス座流星群

2007年08月10日 | 星空
昨夜のいこいの森では、ペルセウス座流星群に帰属する流れ星が多く見られた。
スリットの狭い範囲からでも30分間に5個は数えられた。
今年は月明かりがなくて、流星観察には好条件。
しかも、しばらくは好天が続きそう。

ここにきて暑い日が続きますが、夕涼みがてら流れ星を探してみてはいかがですか?

群流星は、星空の中の輻射点というある一角を中心にして放射状に四方八方に流れ星が見られます。ペルセウス座流星群は、ペルセウス座のある一角にこの輻射点があります。
写真では、カシオペヤ座が北東の空から昇ってきていますが(いこいの森公園の北東方向を撮影。流れ星は写っていない)、そのすぐ下がペルセウス座流星群の輻射点があります。やや細長の三角形をつくる星列が見えますが、その付近が輻射点です。
この流星群活動期、深夜から未明にかけて、この輻射点が空高く昇ってきます。流れ星の数もそれに比例して増えてきます。

国立天文台ではキャンペーンをしいています。
流れ星の見え方などこのサイトを参考にして、またキャンペーンにも参加してみてはいかがでしょうか。

いこいの森でのM13

2007年08月10日 | 星空
当夜もいこいの森へ行ってきたが、雲が多くて残念。木星しか見られなかった。
この写真は昨夜のもの。
Fuji FinePix S5 Proを使って、いこいの森にある31cmニュートン反射の直焦点での撮影。
ISO800、露出時間は約2分間。

試写段階だが、結構よく写ってくれた。
この写真は、オリジナルの周囲をトリミングして、星団自体を大きく見せている。

次回は散光星雲を撮ってみたい。

全国星空継続観察

2007年08月10日 | 星仲間
環境省と日本環境協会が呼びかけている全国星空継続観察に参加した。
今年夏期の観察期間は8月5日から18日まで。
いこいの森天体観測ドーム近くで観察を実施。
観察の内容は・・・
1天の川の観察(はくちょう座付近、たて座付近、いて座付近がそれぞれ肉眼で見えたか)
2こと座ベガがつくる三角形の中に双眼鏡でいくつ見えたか。
3星空の写真撮影(リバーサルフィルムによる)
のみっつ。

好天のせいもあって、それぞれの天の川は確認できたし、こと座の三角形の中では9等星(観察記録用紙には星がある箇所に白丸印があって、その明るさが記してある)まで見えていた。
写真は環境省へ送って夜空の明るさを測定してもらう・・・。

これら申し込んだ全国の方々が今一斉に行なわれているのだ。

写真は敷地内にある地球の宝石箱とさそり座~いて座付近の様子。
観察と平行して撮影してみた。(こちらはデジカメ。ピントがいまひとつなのはご容赦のほど)

ここ郊外地でも、天の川は見えているとはいえ、夜空が明るくなっている様子がよく分かる。観察の結果を待たずとも、観察する過程においてそれを実感する。
これも自然の喪失・・・。
こうした観察を踏まえ、多くの方が星空が失われている現状を感じとっていただきたいものだ。