STARLIGHT NIGHTS

信州・塩尻から発信・・・   星空と美しい風景、そして美しい音楽とともに!

塩尻の自然と歴史講座

2007年02月20日 | 星空
行ってきた。
当初、総合文化センターで星の話。その後、いこいの森天体観測ドームへ移動して星の観察・・・という予定だったが、移動の時間が惜しいこともあり、近くの駐車場に天体望遠鏡を持ち込み、後半の星の観察を行なうこととなった。
天気予報は「晴れ」の一言だったが、昼間から雲が残りやきもきしていたけど、何とか「晴れ」・・・。
昨夜の、金星と三日月の接近も位置が逆転した状態で見ることができた。月は、危難の海が真っ二つに欠けて、鋭い弧を描くターミネータが印象的。月全景がちょうど視野に入る倍率ではなかなかの迫力。金星はまだ小さく、欠け具合も月齢12並みの卵型。低空でシーイングが悪いせいもあって見ごたえ不足。
引き続き土星へ。東の空に昇ったばかりで、肉眼では、下に見えるレグルスとの並びが印象的。望遠鏡視野では、リングが立った状態の姿勢に見え、衛星もタイタンほか3つを確認。リングの角度も浅くなっていることに気づいた。これから年々リングが細くなってよくのだ。
そのほか、前半星の話に出ていた、オリオン大星雲・すばるのほか、恒星ではシリウスとアルデバランの色比べなど、見てもらった。
好評だったのは、すばる。広視野低倍率を選んだせいか、全景が良く見え、天頂近くだったせいか透明度が良く、輝星の輝きが印象深く良かったようだ。シリウスとアルデバランの色比べは、当初見る予定ではなかったのだが、リクエストによって結果的に色比べとなったもの。これにより、星々にも色の違いがあることに気づいてもらったことは当夜の収穫だった。
観察場所は照明ギラギラの悪条件ながら、良い観察ができたと思う。