香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

でーれーガールズ

2014-11-02 23:00:16 | 本のこと
原田マハさんの
『でーれーガールズ』



1980年、岡山。佐々岡鮎子(ささおかあゆこ)は
東京から引っ越してきたばかり。
無理に「でーれー(すごい)」と方言を連発して
同じクラスの武美(たけみ)に馬鹿にされていた。
ところが、恋人との恋愛を自ら描いた漫画を偶然、
武美に読まれたことから、二人は急速に仲良しに。
漫画に夢中になる武美に鮎子は
どうしても言えないことがあって……。
大切な友だちに会いたくなる、感涙の青春小説。


来年の2月に映画が公開されるようです
HPは → こちら

あっという間に読めてしまう
時代的には、ばっちり自分と一緒かな
女子高生のおしゃれの仕方や芸能人のこと
うん、わかるわかるよとキュンとする
大人になっても、学生の頃の友人と会うと
あの頃に戻った気持ちになるのかな
懐かしい気持になるようなそんな本でした



雨が降ったり止んだりの1日
歩道にはたくさんの落ち葉
母におみやげに買っていったプリンセチア



ポインセチアの仲間で、
より原種に近いらしい
可愛らしいピンク色で
春まで長く楽しませてくれるというので
これから始まる長い冬
部屋の中を明るくしてくれるといいな

神坐す山の物語

2014-11-02 03:02:36 | 本のこと
浅田次郎さんの
『神坐す山の物語』(カミイマスヤマノモノガタリ)



奥多摩の御嶽山(ミタケサン)にある神官屋敷ーー。
少年だった著者が聞いた、叔母の怪談めいた夜語り。
それらは怖いけれど、惹きこまれるものばかりだった。


詳しい内容は双葉社のHPに載っています
  → こちら

怪談めいたということだったけど
怖いことはなく、
胸の奥が深とするようなお話
深い山の匂いや空、草、木々の色が
文字を追うごとに漂うよう
明治の日本と、戦後の日本の空気感
人にとって一番こわいものはなんだろう
死んだ人の霊よりも、神々なのかも
懐かしいようで、切なく美しく悲しい
いい時間をもらいました



金曜日のハロウィンにパン屋さんに寄ったら
仮装した店員さんと収穫祭のパン
大人になってから知ったハロウィンだけど
だんだんと日本にも定着してきたんだね
ちょっと微笑ましくって写真を撮ってきちゃった