RUSTIC CREATION

ランドスケープの仕事の毎日の中で見た素敵なもの、面白かったこと、などを写真と共にご紹介。

ことしのさくら

2007年03月30日 | 植物は素敵
今度の7月に開催される、大学不動産連盟の総会パンフレットに
のせる写真と撮りに、母校のある外堀に出かけました。

あいにくの天気。雨ふるかも。
でも、最近竣工した校舎と、満開の桜を一緒にとるためには今日
しかありません。

アシスタント役をかってくれた、S氏と、白金高輪で待ち合わせ。
おお、妙に赤くてつやつやした、軽トラックで登場。
あれ、Made in ITALYってかいてあるじゃん。

イエ、業務用ですから。

腰の低いS氏。こわいぞ。

気を取り直して、市ヶ谷までドライブ。寒い中、震えながら校舎
を撮影しました。
使える写真がとれてますように・・・。

それとなく、都内のサクラ名所を案内してくれたS氏に感謝。
今年の花見に付き合ってくれたのは、きみだけだー(涙)

その後、白金台でおろしてもらって、一人八芳園に向いました。
なぜか、一人まったり行きたくなる場所。
今年も、八芳園の新緑をとらえました!

シンボルツリーはジューンベリー

2007年03月20日 | まち・建築・にわ
花が咲いて、実が食べれて、紅葉も楽しめる。そんな楽し~い木はないかな。
あったらウチのシンボルツリーにするんだけど。

・・・あるんです、それが。
ジューンベリーという木です。別名アメリカザイフリボク、落葉高木です。

この間、共同事務所のK氏設計の個人住宅に植えてまいりました。
3月の最初くらい、もう芽がふくらんでいます。
これからの季節がたのしみ。

この住宅の設計がまた良くて、キッチンからダイレクトに庭のウッドデッキ
に出れて、お庭でお食事が可能となっています。
そのデッキの中央に穴をくりぬいて植えたのが、ジュンベリーです。

リビングは南一面、大きなガラス窓。吹き抜けになっている階段ごしに
ジューンべりーがよく見えます。一年中、ご家族で、この木と一緒に生活
するのですね。

4月に白い可憐な花をさかせて、その後実をつけ、6月ごろになると真っ赤
に熟します。その実をそのまま食べてもよいし、ジャムや果実酒にしても
良いのです。そんな生活、とても楽しそうですよね!


光をとらえる!

2007年03月18日 | まち・建築・にわ
今日は撮影実習。

さむっ!
風つよっ!

でも青空に恵まれて、はりきって撮影です。

場所は、浜離宮庭園。
(実ははじめて)

入り口入ってすぐのところが、一面の菜の花畑になっていました。
汐留の高層ビル群をバックに、色鮮やかな黄色。

まずはここが撮影のスタート。
みんなで菜の花畑の真ん中にたって、先生の説明をききます。

まず、太陽に背を向けて(順光)菜の花を見てみると、どう見える?
そして、その反対(逆光)だとどう見える?

先生の問いかけに、皆できょろきょろ。

順光で見ると、一面の菜の花の黄色が目の前にせまってきます。
そして逆光だと、菜の花一つ一つが影になってみえ、花の輪郭が際だって
います。

どっちを見せたいか。光の向きによって、見え方って全然違うんだ!

植物を撮るとき。
葉とか花びらっていうのは、光を通すもの。
だから、光がどう入っているかをよく観察して撮る。

それで撮ってみたのがこの写真。
逆光なので、花びらが重なっているところは深い黄色になっているでしょー!

そっかー、今日も一つ学習しました。
どう光をあてるかによって、ものって全く違って見えるんですね~。
これから、気を付けて観察してみようっと。




センセーったらこんなこと言うんですよ、例えば。

2007年03月13日 | まち・建築・にわ
3月も、もう半ばか~。早いですね~。

この間のEOS学園の、写真講評会、さんざんでした。

だいいち!
私が言っている教室は、デジタル初級講座です。

つまり!
かなり初めてデジイチを触ってる系のひとたちが
ほとんどのはず。

それなのに!
皆さんとても上手いんです。

私がその日、現場でたまたま撮った写真と、ヤフオクに
出品するために撮ったスモールブッダ(上写真)の講評は
こんなふうでした。

「アングルは、なにも視線の高さじゃなくていいんだ。
上を見上げてとったり、逆に地面の分量を増やしてとったり
すると、面白い写真になるよ。」

「光の向きは、順光ばかりだとのっぺりした写真になるよ。
光と影があればあるほど、ドラマティックな効果がでるし、
時間帯によっても光の色が変化したりするから、もっと工夫
すると良いね。」

「せっかくいいバランスのポジショニングだけど、後ろに
邪魔なものが写っていて惜しいね。背景もちょっと気にして、
撮る物を最小限に抑えるようにしたほうがいいよ。」

それで、わたくしが撮った写真をみると、後ろにちゃんと
ドアや巾木といった、ひじょーに所帯じみたものが写っている
ではありませんか。これじゃあ、だめなわけですね。

そうそう、センセーはこんなことも言っていました。

「ポイントがいつも真ん中だけにあるのは、日の丸写真と
いって、面白くないんだ。ポイントはせっかく左右上下と
選べるから、活用しよう!」

(因みに口調は勝手に脚色しています)

写真は本当に奥が深い。でも、きっとこういったことって
「誰でも分かる!デジイチ入門」みたいな本の最初のページ
に書いてあるんだろうな・・・。いやー、でも実際自分で
撮ってみると、なかなかうまく行かないものだ。