ソフトバンクさんの平成２１年３月期第２四半期決算（リンクはPDFです）が出ました。もういろんなところで報道されてるので、いまさらですが、移動体通信事業だけで見ると前年同期比で減収減益ですね。ちなみに第１四半期は、移動体通信事業だけで見ると減収ながらも増益でした。
決算短信によると、「携帯電話端末の販売数が減少したことにより減収となりました。営業利益は端末買替手数料などが減少したものの、減価償却費が増加したことなどにより、減益となりました」とあります。
本日の決算発表会、一応聞き流してましたが、確か累積で５００億円もの「不正なお客さん」がいるって言ってましたよね。つまり割賦で買うけどその後割賦を払わず端末だけ持ってトンずらしちゃうお客さん、ということですね。確かに某国で人気だったりしましたよ、御社が販売したと思われる端末が。で、その引き当てをしたと。そんなこんなで減益だったんでしたっけ？
で、この不正な人たちも純増に入ってたと言ってましたよね。仮に端末5万円だとすると、ざっと１００万ユーザー！！！！！ですか。まあ計算が適当なのであれですが、数十万ユーザーは不正なお客さんということですか。いやはや大変ですね、これは。孫社長は電気通信事業者協会の会長でもいらっしゃいますので、この辺あいまいだと問題ですよね。こういうことって会見に出席してた方は誰も気にしないのでしょうか？
まあいいや。でも、移動体通信事業がこのご時世で減収減益というのは競合から見ればありえないことのようです。例えばフルチンじゃなくてフルチェン携帯売り出し中のKDDIさんは、移動体通信事業は第２四半期決算で減収増益（リンクはPDFです）。販売手数料が減ったのだから増益は当然って感じです。キャリア栄えて代理店とメーカーが沈む構図が今の携帯電話業界なんですが、ソフトバンクさんはいっしょに沈んでくれました！
でもソフトバンクさんは移動体通信事業以外は数字を出してるんです。まずヤフーBBのADSLなどのブロードバンド・インフラ事業は対前年同期比で減収増益。ちなみに第１四半期決算でも前年同期比で減収増益でした。もはやADSLは回線数は伸びないから増収はあまり期待できませんが、これぞインフラビジネスの強みで利益はきちんと確保してますね。
次は固定通信事業。これはテレコムさん。なんとこれも前年同期比で減収増益。営業利益はなんと前年同期比で１５．９倍です。理由はえっと「継続的に固定費の削減を行うなど、経営の効率化を図ることにより・・・・」って短信には書いてありました。これまで何やってたんでしょうか。
好調なのはインターネット・カルチャー事業（ヤフーですか）。増収増益です。イーコマース事業（BBさんのコマース＆サービス事業部門などだそうです）も増収増益。営業利益は前年同期比で３０．８％増です。ちなみに第１四半期は前年同期比で増収減益でした。
で、これを見て何を思ったか。ばら売り準備完了かな、と。まあオークションに出す前に少しでもよく見せようと、写真のバックを変えたり、売り物の表面を磨いたりするのと同じようなものですよね。月刊誌ファクタ10月号の「ソフトバンクの「Xデー」」という記事によるとこんなことが書いてあります。以下抜粋。「まずADSL（非対称デジタル回線）や光ファイバー回線事業のソフトバンクBB。みずほはNTTに買収を打診中だという。BBを引き取るとすればNTTコミュニケーションズだろう。」だって。
で、ヤフーについては、「電通の時価総額５９００億円ではとても買収に手が届かない。―中略―そこで電通とNTTのタッグマッチという案が出てきたが、NTTはソフトバンクBB以上の重荷を背負いたがらないようだ」（ファクタ１０月号からの抜粋）ですって。これが本当なら、今回の決算は少しでも高く引き取ってもらうための準備のようにも見えてしまいます。この記事を先に読んでたから、先入観からそう思うのかな。
で、ファクタさんの記事はこう続いています。「が、それもこれも、孫社長がソフトバンクモバイル（SBM）を手放さないことが前提。」として、その後、「内部関係者によると」と続きます。「「孫さんにとって大事なのはソフトバンク（略）SBMを売り飛ばす選択肢だってある」という。」なんだそうです。この記事は最後にその受け皿がドコモさんのようなことをほのめかして終わるんですが、この落ちには個人的になんか乗れないな。長くなったのでこの辺の話は次の機会ということで。
あぁ最近上位レイヤーのことを書いてないな。本当はそっちが好きなのに。何の脈絡もないけど、注目してます！頓知・（とんちどっと）さん。写真のようなストリートビューの画像にタグを付けると自動でエアタグ化してくれる仕掛けを期待します。
決算短信によると、「携帯電話端末の販売数が減少したことにより減収となりました。営業利益は端末買替手数料などが減少したものの、減価償却費が増加したことなどにより、減益となりました」とあります。
本日の決算発表会、一応聞き流してましたが、確か累積で５００億円もの「不正なお客さん」がいるって言ってましたよね。つまり割賦で買うけどその後割賦を払わず端末だけ持ってトンずらしちゃうお客さん、ということですね。確かに某国で人気だったりしましたよ、御社が販売したと思われる端末が。で、その引き当てをしたと。そんなこんなで減益だったんでしたっけ？
で、この不正な人たちも純増に入ってたと言ってましたよね。仮に端末5万円だとすると、ざっと１００万ユーザー！！！！！ですか。まあ計算が適当なのであれですが、数十万ユーザーは不正なお客さんということですか。いやはや大変ですね、これは。孫社長は電気通信事業者協会の会長でもいらっしゃいますので、この辺あいまいだと問題ですよね。こういうことって会見に出席してた方は誰も気にしないのでしょうか？
まあいいや。でも、移動体通信事業がこのご時世で減収減益というのは競合から見ればありえないことのようです。例えばフルチンじゃなくてフルチェン携帯売り出し中のKDDIさんは、移動体通信事業は第２四半期決算で減収増益（リンクはPDFです）。販売手数料が減ったのだから増益は当然って感じです。キャリア栄えて代理店とメーカーが沈む構図が今の携帯電話業界なんですが、ソフトバンクさんはいっしょに沈んでくれました！
でもソフトバンクさんは移動体通信事業以外は数字を出してるんです。まずヤフーBBのADSLなどのブロードバンド・インフラ事業は対前年同期比で減収増益。ちなみに第１四半期決算でも前年同期比で減収増益でした。もはやADSLは回線数は伸びないから増収はあまり期待できませんが、これぞインフラビジネスの強みで利益はきちんと確保してますね。
次は固定通信事業。これはテレコムさん。なんとこれも前年同期比で減収増益。営業利益はなんと前年同期比で１５．９倍です。理由はえっと「継続的に固定費の削減を行うなど、経営の効率化を図ることにより・・・・」って短信には書いてありました。これまで何やってたんでしょうか。
好調なのはインターネット・カルチャー事業（ヤフーですか）。増収増益です。イーコマース事業（BBさんのコマース＆サービス事業部門などだそうです）も増収増益。営業利益は前年同期比で３０．８％増です。ちなみに第１四半期は前年同期比で増収減益でした。
で、これを見て何を思ったか。ばら売り準備完了かな、と。まあオークションに出す前に少しでもよく見せようと、写真のバックを変えたり、売り物の表面を磨いたりするのと同じようなものですよね。月刊誌ファクタ10月号の「ソフトバンクの「Xデー」」という記事によるとこんなことが書いてあります。以下抜粋。「まずADSL（非対称デジタル回線）や光ファイバー回線事業のソフトバンクBB。みずほはNTTに買収を打診中だという。BBを引き取るとすればNTTコミュニケーションズだろう。」だって。
で、ヤフーについては、「電通の時価総額５９００億円ではとても買収に手が届かない。―中略―そこで電通とNTTのタッグマッチという案が出てきたが、NTTはソフトバンクBB以上の重荷を背負いたがらないようだ」（ファクタ１０月号からの抜粋）ですって。これが本当なら、今回の決算は少しでも高く引き取ってもらうための準備のようにも見えてしまいます。この記事を先に読んでたから、先入観からそう思うのかな。
で、ファクタさんの記事はこう続いています。「が、それもこれも、孫社長がソフトバンクモバイル（SBM）を手放さないことが前提。」として、その後、「内部関係者によると」と続きます。「「孫さんにとって大事なのはソフトバンク（略）SBMを売り飛ばす選択肢だってある」という。」なんだそうです。この記事は最後にその受け皿がドコモさんのようなことをほのめかして終わるんですが、この落ちには個人的になんか乗れないな。長くなったのでこの辺の話は次の機会ということで。
あぁ最近上位レイヤーのことを書いてないな。本当はそっちが好きなのに。何の脈絡もないけど、注目してます！頓知・（とんちどっと）さん。写真のようなストリートビューの画像にタグを付けると自動でエアタグ化してくれる仕掛けを期待します。
