ユカです
先日、辰巳芳子先生のスープ教室に行ってきました。
今回のレシピは冬瓜の葛引きとかぼちゃスープ。
冬瓜の葛引き
うり類は腎臓の働きを助けるので、湿度の高い夏に食すのに良い食材だそう。
大きくなりすぎたおばけ胡瓜、夕顔でも応用できそうです。
炊くときの出汁は、一番出汁、煮干出汁、鶏のスープなどお好みで。
うり類は煮立てると独特の酸味がでるため、静かに炊いて最後は余熱で火を通すのがコツだそうです。
かぼちゃのスープ
辰巳先生レシピでは、かぼちゃ・玉ねぎ・日本ねぎ(長ネギ)・トマト他を使います。
梅雨のときはねぎの力を借りるのが賢いそう。
濃厚で力強いうまみあるのスープでした。これは力がつきそうです。
二つのレシピに共通していたのは、炊くときに皮や種、種の周囲のわたを一緒に入れること。
(途中で取り出すので、布に包んだり取り出しやすく工夫します)
知られざる有効成分があるはずだから、と本には書いてありました。
ものによって味が違うので、一緒に炊いてみて味が変だと感じたら取り出したほうが良いみたいです。
今回は辰巳芳子先生ご本人がいらっしゃったので、間近でお話を聞くことができました。
軽快な語り口で、様々なエピソードが繰り出される中で
「かわいそうなところに自分をおいちゃいけない」
という言葉にはっとしました。
辰巳先生は、お皿を洗ったあとにまな板を洗うのが大変で、毎日気が重かったことがあったそうです。それで、お皿と同じ労力でまな板を洗えるように、小さいサイズのまな板を考案したのだそう。(後日そのまな板は商品化されたそうです。すごい!)
「毎日のことだからね。かわいそうなところに自分をおいちゃいけないんだよ」
嫌なことに対処する、当たり前のようでできていない、と我が身を振り返りました。
旬の食物の滋養を余すところなく、一椀に入れ込むという作業。
安心、安全な食物を扱う生産者を探すことに始まり、その日の気候や材料の状態を見ながら作り上げ、自分の中で「前回はこうだったから、こうしてみよう」という統計をとることの積み重ねなのだな、と感じます。
今は、とても手間がかかると感じるのですが、これが普通の感覚になるくらいまで作り続けて行きたいと思います。
次のレシピはなんでしょうか?今から楽しみです
おまけ
いただきものの稲庭うどん
秋田の友人からお土産にもらいました。
本場の稲庭うどん、のどごし・風味ともに最高です