Yuhiの読書日記+α

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彩雲国物語/白虹は天をめざす

2008年04月24日 00時31分06秒 | 彩雲国物語
本編12巻目。藍家編後編です。前巻ラストで、ついに楸瑛が花菖蒲の剣を王に返上。楸瑛を絶対に手放したくない劉輝は、楸瑛を追って藍州へ行くことにしたわけですが・・・。

この巻では、謎に包まれていた藍州や藍家のことが随分明らかになってきました。藍州って、すっごく豊かで美しい国のようですね~。それにパンダまでいるし(笑)。劉輝と仔パンダの挿絵はサイコーですよね。もし、こんな国があるなら私も是非行ってみたい~♪
しかし、この巻は一気にいろんな事が詰め込まれていて、感想をまとめるのも難しい!

まずは、メインの藍家のこと。
楸瑛の長年の思い人は、やはり玉華義姉上(藍家当主夫人)でした。確かに兄嫁では、絶対に想いが叶うことはありませんよね~。けど、アノ楸瑛の長年の思い人としては、意外にもさほど美人というわけでもないらしい。そういう所はなかなかリアルでいいですねー。

しかし、玉華さんって雪兄上だけの妻らしいのですが(さすがに3人を相手にしてる訳ではないらしい。ホッ)、月と花は寂しくないんでしょうか?自分達は妻を娶る事はできないんですもんね。いや、それ以前に、人に見分けられてはいけない訳ですから、本当の自分を出すことすらできない訳で・・・。すごく辛い立場だろうな~と思ってしまいました。
だからこそ、楸瑛が彼らを見分けたことは、内心嬉しかったんでしょうね。

楸瑛は最後にはカッコよく決めてくれたので、まずは良かったなと。さすが初期からのレギュラーです。ここしばらく、あまりにもヘタレすぎてて、どうなっちゃうのかと心配しましたが・・・(苦笑)。
ただ、今後は別の意味で心配ですよね。なんたって、もう藍家の権力は使えないわけだし、将軍職も辞しちゃってるし、貴陽へ戻っても、家もなければ職もなしっていう状態なんじゃ・・・・(汗)
ま、龍蓮が付いてきてるので、何かと便宜は図ってもらえるかもしれませんが。

そして、劉輝のこと。
この巻を読む前は、てっきり楸瑛の去就問題に1冊費やすのかと思ってたんですが、意外にも劉輝の王としての自覚の方がクローズアップされてた感じも受けました。
しかし、これまで劉輝がそういう事を悩んでいたようには思えなかったんですけどね~。妙に唐突に感じたのですが・・・。これって私だけ???
まぁ、側近に試練が降りかかり、成長していってるわけですから、王にも厳しい現実を見せておかないと!って事かもしれませんけどね。
秀麗の方は、どんどんと成長していってるようですしね。(絳攸達を追い越しているという清雅の説もあるくらいですし・・・)

そして、迅と珠翠の問題。
彼らは誰に雇われているのか?真の黒幕は???
私的には、旺季あたりなのかな~とも思うのですが。何たって王位も狙える程の身分らしいし、国試派や彩七家の台頭を快く思ってないようですし。
この辺は今後明らかになってくるでしょうね。

そうそう、迅と十三姫の過去のことは、ビックリしました。二人にはこんなに過酷な出来事があったんですね。十三姫が明るくてサバサバしてるから、まさかこんなに暗い事件があったなんて思いもよりませんでした。
それに迅と楸瑛の仲も、「親友」と呼べる程仲が良かったなんてね。楸瑛って、なかなか本心を明かさない人だと思ってたけど、迅には心の内を見せてたんだろうなー。だからこそ、敵対しなければならない今はかなりつらいだろうなと。
私の予想では、いずれ迅は楸瑛に斬られるんじゃないかと思ってるんですが。楸瑛にとってはかなりツライことになりそうですが、迅は楸瑛になら斬られてもいいと思ってるんじゃないかな。勝手な予想です。

そして、悠舜と黎深との仲も気になります。あれで完全に決裂しちゃったのか。それに晏樹も悠舜の過去のことで意味深な発言をしてましたしね。次巻では、その辺がもっと出てくるのかな。なんたって「紅家編」らしいですので。

うわー。すっかり長くなってしまいました。本当にこの巻って、内容が多すぎて大変なんですよね。秀麗のことなんて、主人公だってのに、ほとんど触れてないよ、私・・・。


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