Yuhiの読書日記+α

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チェンジリング

2009年02月22日 00時11分06秒 | 映画(た行)
クリント・イーストウッド監督、アンジェリーナ・ジョリー主演の、ゴードン・ノースコット事件の被害者家族の実話を元にした映画。その他キャストは、ジョン・マルコヴィッチ、ジェフリー・ドノヴァン、コルム・フィオール他。

<あらすじ>
1928年。ロサンゼルスの郊外で息子・ウォルターと幸せな毎日を送る、シングル・マザーのクリスティン。だがある日突然、家で留守番をしていたウォルターが失踪。誘拐か家出か分からないまま、行方不明の状態が続き、クリスティンは眠れない夜を過ごす。そして5ヶ月後、息子が発見されたとの報せを聞き、クリスティンは念願の再会を果たす。だが、彼女の前に現れたのは、最愛のウォルターではなく、彼によく似た見知らぬ少年だった。(goo映画より)


予告編を見てから、すごーく気になっていた作品。早速見てきましたー!
「英国妖異譚」の影響か、タイトルから想像していたのは、取替え子、つまり、「妖精が人間の子供をさらった後に置いていく妖精の子供」の話を下敷きとしたようなファンタジックな映画なのかなーと。
実際に見てみたら、全然想像していたのとは違っていて、もっと現実的でシビアな内容だったのですが、それが逆に良かったのかな。ストーリーに一気にひきつけられました。しかも、これで終わりかなーと思ったらまだまだ続きがあったりして、予想と少しずつ違うのがなかなか面白かったです。

公開中の映画ですので、内容にはあまり触れられませんが、まさに「母は強し!」そのものの映画でしたね。子供のいない私でも、母親の子供への愛情の強さをまざまざと感じさせられました。普段は、映画を見ても泣いたりする方ではない私でも、思わずホロっときてしまうくらいで・・・。アンジェリーナ・ジョリーの熱演がすごく良かったです。

また、ロサンゼルス警察の非道ぶりには、怒りを通り越して心底恐ろしくなりました。これ実際にあったことなんですよねー?と思わず確かめたくなるくらい・・・。腐敗しきってますね。この事件で、長年の膿を出せたのは唯一良かったと言っていいかもしれません。

1920~30年代のセットや衣装も素晴らしいし、この時代の働く女性の姿というのも垣間見ることができて興味深かったし、充分に満足できた映画でした。